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地方創生のスペシャリストたちが語り合う、北海道経済の今と、地方が求める人材とは?
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/08/21 (水) - 18:00

組織が小さいからこそ、1人のインパクトが大きい

―職員にアプローチして、経営者を奮起させるというのも、深く入り込んでいるからこそ成し得る取り組みですね

岩崎(HKP代表取締役社長)/
そうですね。表面的に「今期は赤字だから」と右往左往するものの、真の課題や自分たちの強みには気づいていない経営陣も少なくないんです。そこに我々が入って、客観的な視点を持ちつつ、「伴走」するのは、非常に意味があることだと思いますね。

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
そこはたぶん、外から来た人だからこそ見える部分なんですよね。自分たちにとっては当たり前だと思っている部分は、実は、東京の人からすると「すごいじゃん!」ということがあるんです。それを指摘することで大きな気づきにつながったり、それをコアにしながら新しい戦略を考えることもできますので。

―東京から来た人だから見えるものもある、ということですね

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
その通りです。もう1つは、地方企業もHKPもそんなに大きな所帯ではないので、プロジェクトも少人数なんです。そうすると逆に真剣勝負といいますか、HKPの1人の力量がその企業の命運を変えてしまうぐらいのインパクトがあると思うんです。そこが大手のコンサルとはいちばん違うところ。地域に密着した、かつ小さな会社を相手にしているがゆえに、1人ひとりの真価が問われるので、かなり緊張感の高い仕事かなと思いますし、それをやりがいに変えて欲しいと思います。

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―小城さんも地方創生の舞台で東京と地方を行き来されているからこそ、きっと多くの気づきがおありですよね

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
東京では知られていないけれど、地方には本当にいい会社がいっぱいあるんですよ。そこに知恵を持っている人が加われば、本当に大きく変わるんでね。その醍醐味は、東京ではなかなか味わえないと思いますよ。

地方で活躍できる人材の条件は、スキルだけではない

―では次に、これまでお話いただいた環境の話を踏まえて、首都圏から来た人材は具体的にどういったことを期待されているのでしょうか?

竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
小城社長がおっしゃった通り、北海道には地域に密着した会社が多いので、ずっと寄り添い続けること、ずっと継続していくことが重要。その企業から逃げないという姿勢を示すことが一番のポイントだと思います。ですので、まずは一緒に走り続けることを目指していきたいと思うし、そういうマインドを持って働いて欲しいですね。

―ともに汗を流して、泥臭く、というような?

竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
そうですね。経営者って孤独なんです。社内に相談できない経営者もたくさんいます。それを外部から来た、冷静な目を持った人に話をして、楽になって、何かしらのアドバイスをもらって着想する、着眼する。そういったことを繰り返していけば、経営もよくなっていくはず。そういう意味では、経営スキルや経営リテラシーも大事なのですが、たぶん最終的には人間性がいちばん重要なのかなと思います。信頼して喋ってもらわないと何事も進まないのでね。HKPとすれば、経営者が信頼できる人材が揃っていて、相談相手となりいつもそばに寄り添うような形で関わっていくことがいちばんいいのかなと。

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
全く同感ですね。奇をてらったものは必要なくて、側にいる、逃げない、ずっと伴走する、ということを続けていくことが非常に大事で。北洋銀行さん自身がそういうスタンスの銀行でいらっしゃるので、HKPも同様に、企業からずっと逃げずに向き合って、オーナーと伴走するような立ち位置を目指していくべきなんだと思います。

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小鹿(HKPコンサルタント)/
伴走する相手は、オーナーだけではありません。ミドル層の部長・課長クラスとも一緒になって作り上げていくという一体感の中で取り組んでいけるのも、我々の強みだと思います。そういった姿勢は常にメンバーにも伝えていますし、これからも大事にしていきたいと思っています。

岩崎(HKP代表取締役社長)/
ただ、「伴走」って実はそう簡単じゃないんです。当然ですけど企業の経営者は「東京から来ました」「銀行から来ました」と言えばすぐに心を開いてくれるわけではないですし、何か専門性を持っているからすぐ「この人、信用してみよう」となるわけでもないんですね。やっぱり信頼関係を築くためにはしっかりと汗をかいて、「この人信頼できるな」と思ってもらうことがいちばん大事なんじゃないかと、僕はこの2年間やってきてみて思っています。そういう意味で言うと、専門性は強みにはなると思うんですけれども、それよりも人間性、例えば地道に少しずつでも確実に前進していくような粘り強さを持った方のほうが、地方企業の経営者と仕事をしていく上では、フィット感があるんじゃないかなと感じています。

HKPも人材不足。案件の増加に供給が追いついていない

―HKPは先日も地方創生大臣より表彰を受けていらっしゃいましたが、組織として、現状の足りない部分や課題などはおありですか?

竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
お客様から高い評価をいただいているのですが、収支的にはまだまだノビシロがあると思っているので、ぜひ優秀な人材に来ていただければ、もっと広がっていくのかなと思っています。お客様はやはり「北洋銀行が」と期待されている方もかなりいらっしゃるので、それを裏切らないようにしなければならないし、さらに銀行と一体の動きが取れるように進めていきたいと思っています。

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
確かにHKPにとっても人材不足は大きな課題ですね。供給量が追いつかないというのが現状なんですよ。1件1件が、我々にとっては全体の中の1件ですが、お客さんにとっては1分の1。当たり前ですけれども、絶対に手は抜けないし、全力でやらなきゃならない。我々のパフォーマンス次第でその企業やその地域の状況も変わるという真剣勝負のなかで、1人でも多くの方に仲間に加わって欲しいというのが実情だと思います。案件数がどんどん増えてきていて、受注しきれないというくらいまできてしまっているので、一刻も早く、我々の仕事に共感していただける方、特に若い力が欲しいですね。

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岩崎(HKP代表取締役社長)/
先ほどの話と重複してしまうんですけれども、僕はHKPで2年間やってきて、お客様に喜んでもらえるパターンの1つ、勝ちパターンの1つが、しっかりと汗をかいて信頼関係を築くということなんだろうなという確信を持っているんです。それを地道に楽しんでやることができる人に参画していただきたいなと思います。

小鹿(HKPコンサルタント)/
社長の悩みは千差万別。自分の得意分野や専門分野以外でも、様々なオーダーがいっぱい降ってきます。ですから自分の守備範囲以外のことも、探究心を持って学び、自分自身を成長させていくために努力していける方にぜひ来てほしいと思っています。

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