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地方創生のスペシャリストたちが語り合う、北海道経済の今と、地方が求める人材とは?
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/08/21 (水) - 18:00

「山が動き出した」−首都圏から地方へ転職する人材が急増中

―都市部からの転職者について、実態はいかがでしょうか?

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
いよいよ来たな、という感じがしていますよ。ひとことで言うと、山が動き出した。弊社でデータを取っているんですけれども、「ここ2〜3年のうちに首都圏から地方の中堅企業に転職した人がいますか?」という質問を東京の大企業で聞くと、28%が「いる」と答えるんですよね。これは予想をはるかに超える数字で。でも考えてみると日本は狭いので、東京だけなんて言っている場合じゃない。力のある人が、自分の力を試す場所を求めて日本中を動くというのは、本来望ましい姿だなと思っているんです。そういう働き方に向かって、首都圏のビジネスパーソンたちがようやく動き出したのかなと思っています。

―そこで気になるのは地方での生活なのですが、北海道の暮らし心地についてはいかがですか?

竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
やっぱりいちばん北海道の優れているなぁと思っている点は、職場と住宅が近いので、通勤に時間を要さないことですね。どこに行くにも移動がスムーズなので、朝ゴルフをしたとしても、午後から仕事ができる環境。住みやすいのは間違いありません。大手のゼネコンさんの子会社の支社長さんが家族を帯同してきて、マンションを購入して、札幌に移住しようという話もよく聞きますよ。札幌は東京と何も変わらないような暮らしができつつ、空気もきれいですし、食事も美味しい。住むところもまだまだたくさんあります。

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―札幌は道内で唯一、地下鉄も走っていますしね

竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
ええ、地下鉄通勤している方もどんどん増えています。そのうえ、車でちょっと出かけるということもできますし、札幌は交通の便もいいですよ。

地方の企業を元気にすることが、地方創生につながる

―最後に、HKPの今後のビジョンについてもお聞かせください

竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
中長期的な計画は今、北洋銀行と共同で練り上げている最中なのですが、個人的には、人材コンサルを中心に、法人に対するソリューションの機能を集中的に行っていきたいという気持ちがあります。例えばM&A業務をこちらにくっつけるとか、地域の事業承継をこちらで立ち上げるというような動きを視野に入れて検討しているところです。

岩崎(HKP代表取締役社長)/
現場としては、法人向けのサービスはニーズが豊富にあるし、まだまだ応えきれていないという状況です。北洋銀行グループとして、ひいては北海道の経済として、潜在的なニーズがまだまだあると感じているので、大きな方向感としては、そこにもっと応えられるような体制を作っていかなければならないと思っています。そのためには、新たな人材の獲得が必要です。結局HKPが行う「伴走型」サービスは、人がすべて。事業の規模を増やすためにも、サービスの質をさらに上げていくためにも、気概のある優秀な人材を獲得していかなければいけないというのが、大きな方向性ですね。

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竹内(北洋銀行取締役副頭取)/
私は、地方の企業についても、首都圏での人材についても、どちらも広く深く知っている組織にしたいなと思っているんです。どちらの情報も持っていて、よくわかっている。ここにはこういう人がいる、ここにはこういう担当がいる、そういう判断ができるような仕組みができれば、他社とは違った仕事ができるんじゃないかと思います。

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
東京の人材の気持ちがわかった人間が、こちら側にいるということが大事なんですよね。東京から北海道に来た人が、首都圏に誘いに行く。誘われた側からすると、自分の立場を理解してくれている人が誘いに来てくれること以上に、心強いことはないですから。

―確かに、同じ目線を持ち合わせる人の言葉は説得力が違いますね

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
もう1つは、地方創生で実はいちばん大事で、いちばん抜けていた部分が、HKPが取り組んでいるようなことだと思っているんですよ。自治体に補助金を回すのもいいんだけれど、地方創生でいちばん大事なのは、地方の企業が元気になること。ところが今までは、そのために必要な知恵やノウハウや人材を提供できる存在が残念ながらあまりなかった。そこを切り開くのがHKPなので、ある種、この仕事は地方創生の本丸だと思っているんです。地方創生の最前線であり、いちばん大事な仕事なんじゃないかと。

―だからこそ、当事者が感じる意義ややりがいも大きそうですね

小城(日本人材機構 代表取締役社長)/
私は、都心で培ってきたこれまでの経験が本当に現場で生きる場所は地方だと真面目に思っています。北海道は自分のポテンシャルを試せる絶好の場所。自信がある人はぜひ来て欲しいですね。その自信が、人や地域のためになる、ということを実感して欲しいと思います。

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>>>9月上旬配信の「後編」へ続きます。

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