ジェイアール東日本企画が利用者の“移動×行動”に着目したデータソリューションjeki『移動者DMP』を開発
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/02/11 (月) - 07:00

株式会社ジェイアール東日本企画は、JR東日本グループが保有するWEBサイトおよびスマートフォンアプリケーションのアクセスログを中心とする各種データを基盤に、利用者の日々の“移動×行動”に着目したデータソリューションjeki『移動者DMP』(※1)の開発を進めている。

第一弾として、駅などを起点に観光客の移動や行動を見える化する“jeki観光型『移動者DMP』”をリリースし、2019年春に「静岡デスティネーションキャンペーン」(※2)が開催される伊豆エリアにて、JR東日本横浜支社と共同で実証実験を行うことを発表した。

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jeki『移動者DMP』とは、ジェイアール東日本企画が消費者が1日の生活の中で“リアルな購買行動”に最もアクティブになるのは、“移動者”となるシーンだと考え、このシーンにおける消費者の“移動×行動”を把握・分析し、最適なマーケティング・プロモーションを企画・実行することを目的として開発された。

jeki『移動者DMP』について

JR東日本およびJR東日本グループのWEBサイトおよびスマートフォンアプリケーションのアクセスログデータや駅・電車から取得するロケーションデータ、消費者の興味関心・メディア接触など外部データを連携させ、“移動者”の“移動×行動”プロファイルの見える化を図る。(※3)

このことにより、「ある駅を通勤利用されている消費者の普段のエキナカ店舗利用や購買行動を把握」した上で、「スマートフォンを介した“ちょい足し情報”の提供により、普段とちょっと違う買い回りや新たな商品購入を促す」といったプロモーションなどを実現できるという。

今後“移動者”の種類・特性に応じて、jeki観光型『移動者DMP』やjeki首都圏型『移動者DMP』などラインナップを順次リリースしていく。

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jeki観光型『移動者DMP』について

jeki観光型『移動者DMP』は、観光におけるお客さまの“移動×行動”に着目し、「特定地域の観光客がある駅を起点に、どのように観光地を回遊・宿泊しているか?」など、地域ならではの観光移動や食事・買い物行動を見える化することで、地域における新たな観光ルートの開発や観光客への適切なナビゲーション、プロモーションの検討・実行を支援する国内の地域観光に特化したデータソリューション。

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地域観光に携わる地方自治体や観光関連事業社等を対象に、会員サービスによりデータを提供することで、会員がブラウザを通じてデータを分析・活用することができる仕組みを開発する。

第1弾として、駅などを起点に観光客の移動や行動を見える化する“jeki観光型『移動者DMP』”をリリースし、JR東日本横浜支社と共同で伊豆エリアにおいて実証実験を行う。

伊豆エリアを訪れる国内観光客および訪日外国人観光客について、観地ごとの訪問客数や宿泊数など基本情報に加えて、宿泊施設別の宿泊状況や道路混雑状況など各種オープンソースデータを活用した分析を行っていく。

また、実際の観光客数の推移・変化を統計的に把握するため、株式会社ドコモ・インサイトマーケティング「モバイル空間統計R」(※4)とデータ連携も行う。


※1:jeki『移動者DMP』は、登録商標出願中です。
※2:「静岡デスティネーションキャンペーン」とは、地方自治体、地元関係者等とJRグループ6社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)及び旅行会社が協力し、開催期間の3カ月間に重点的かつ集中的な広告宣伝やプロモーション活動などを実施することで、全国から静岡エリアへ観光誘客を図り、地域を活性化させることを目的として実施する国内最大級の観光キャンペーンです。
※3:jeki『移動者DMP』のデータ取り扱いポリシーについて、データ分析および連携により、お客さま個人を特定することはございません。
※4:株式会社ドコモ・インサイトマーケティングが提供する「モバイル空間統計R」は、株式会社NTTドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使用して作成される人口統計情報です。基地局エリア毎の携帯電話台数をお客様の属性別に集計し、地域ごとにドコモの普及率を加味することで人口を推計しています。なお、モバイル空間統計は、集団の人数のみをあらわす人口統計情報であり、モバイル空間統計からお客様個人を特定することはできません。モバイル空間統計は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

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