リクルートと和歌山県有田市が連携 新たな就農支援スキーム「AGRI-LINK IN ARIDA」の運用を開始
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/03/20 (水) - 07:00

株式会社リクルート(以下、リクルート)は、和歌山県有田市(以下、有田市)との新たな就農者支援の取組みとして、新規就農者獲得のため包括的支援スキーム「AGRI-LINK IN ARIDA」を開発した。本スキームは、無理のない継続的な活用と、新規就農者、農地提供者、受け入れ農家それぞれがメリットを享受できることを目指し、2019年4月1日より運用を開始する。

「AGRI-LINK IN ARIDA」の開発背景・概要

リクルートと有田市は、17年3月に地域振興を目的した包括連携協定を締結し、「Cheers Agri Project IN ARIDA」プロジェクトを立ち上げ、一次産業分野における課題解決支援モデルの実証実験を行っていた。

この取組みを進めるなかで、農地提供者からは「土地が荒れると周りの農家に迷惑がかかるので、辞められない」、受け入れ農家からは「廃農しそうな農家は分かるものの、こちらから聞くのは失礼なので、聞けない」、新規就農者からは「収入や初期費用の不安、農地確保が難しいなどの理由で、やりたいけど、できない」などの声があがり、有田市の第一産業に関わるそれぞれのリアルな課題が明らかとなった。

上記の課題を受け、リクルートと有田市は連携し、課題解決に寄与すべく、包括的就農支援スキーム「AGRI-LINK IN ARIDA」 を構築した。「AGRI-LINK IN ARIDA」は価値ある土地と農家の誇りを未来に残す、新規就農者、農地提供者、受け入れ農家それぞれがメリットを享受できる、三方よしの就農スキームとなっているという。

具体的な運用方法として、新規就農者、農地提供者、受け入れ農家をつなぐ「トライアングルマッチング」を行う。トライアングルマッチングは、3者の持つ資産を、3者の課題にマッチングさせることで解決していくもので、新規就農者と農地提供者をつなぐ「①事業継承マッチング」、新規就農者と受け入れ農家をつなぐ「②就労、技術マッチング」、農地提供者と受け入れ農家をつなぐ「③農地マッチング」の3つで構成されている。

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「①事業継承マッチング」:
新規就農者は独立後、農地提供者と農地賃借契約を結ぶことで、自分で新たに農地を探すことなく、農地を継承できる。また、農地提供者は、所有する農地を残すことができる。

「②就労、技術マッチング」:
新規就農者と受け入れ農家が業務委託契約を結ぶことで、新規就農者は、受け入れ農家から技術習得や農機具の貸与を受け、技術習得をしながら、業務委託料として収入を得ることができる。

「③農地マッチング」:
農地提供者と受け入れ農家が管理委託契約を結ぶことで、農地提供者は、地元の信頼ある受け入れ農家に大切な農地を管理してもらうことができる。受け入れ農家は、農地拡大のための農地を改めて探す必要がなくなる。

以上の3つのマッチングにより、農地提供者は農地の管理における不安の払拭、受け入れ農家は出荷量の増加による売上利益の増加、新規就農者は初年度から生活の見通しが立ち、3年目に農地付きで独立できるようになります。

「AGRI-LINK IN ARIDA」の特徴

① 農地データベースにおける従来にない情報の充実
本スキームは、“農地の価値を可視化した“農地データベースの活用が特徴となっている。従来の農地データベースは住所、面積、栽培品種などの基本情報のみで構成されているが、本スキームで採用する農地データベースは、「Cheers Agri Project IN ARIDA」の2年間の取組みで取得した「売上情報(販路、収量、単価)」や「各農家のこだわりの栽培方法」のような情報も整理し、保管されている。これにより、適切で効率的なマッチングを自治体が実現していくことが可能となるという。

② リクルートが持つマッチングビジネスのノウハウ、先端テクノロジーの活用
本スキームは、リクルートがこれまでのマッチングビジネスで培った「課題設定力」、「スキーム設計力」といったノウハウを活かし構築されており、さらに新規就農者の募集については、新規就農したいという潜在的な層を効率的に掘り起こすことを目的に、リクルートが持つ「マーケティング力×先端テクノロジー」を活かし、グループ会社である株式会社リクルートコミュニケーションズが開発したWeb広告配信プラットフォーム「Lierco(リエルコ)」を活用する。

また、ブランディング支援、販売支援にも「Lierco(リエルコ)」は活用され、「Lierco」はWeb広告配信の業務におけるアカウント開設や入稿作業など一連の運用工程を自動化し、複雑化・高度化するデジタルマーケティング機能を手間なく少額で提供することを可能にするプロダクトとなっている。リスティング・Display・SNS広告など多チャネル横断での自動配信を行うことで、ターゲットを広い範囲から狭い範囲へ最適に絞り込むことがかない、就農希望者への適切なリーチを期待できるという。また、「Lierco」が自治体の第一次産業分野への導入は初めてとなる。

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【問い合わせ先】
※新規就農を希望される方は和歌山県有田市みかん課(0737-22-3635)までお問合せください。(電話の受付時間は平日の9時~17時)
尚、下記の和歌山県有田市のWebサイトの下部のお問合せフォーマットでもお問合せいただけます。
https://www.city.arida.lg.jp/sangyoshigoto/nogyo/1001130.html

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