秋田県仙北市が3者連携協定を締結 滞在型観光拡大を目指した宿泊施設の開業が決定
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/11/18 (月) - 07:00

秋田県仙北市、DMO 候補法人 一般社団法人田沢湖・角館観光協会と東日本旅客鉄道株式会社秋田支社は、仙北市における観光需要の更なる創出を推進するため「観光まちづくり」に関する連携協定を2019年5月7日に締結している。

今回、同連携協定の取り組みとして東日本旅客鉄道株式会社秋田支社が、仙北市所有の「あきた角館 西宮家」の2つの蔵と、仙北市角館伝統的建造物群保存地区に近接する飲食店の蔵を改装し、計3施設を同一ブランドによる宿泊施設として2020年3月16日(月)に開業する。

本取り組みを通じて角館エリアの観光需要創出を目指した滞在型観光の拡大につなげていくという。

【協定内容・施設概要】

■事業主体
東日本旅客鉄道株式会社 ※運営会社:JR東日本グループの「秋田ステーションビル株式会社」

■宿泊施設コンセプト
「KURA STAY」
蔵の使用背景に関連した「営みが保存された蔵」で当時の暮らしを体験できます。一歩中に足を踏み入れると、当時の生活風景にタイムスリップしたかのような感覚をお楽しみいただけます。

■施設名称
「和のゐ 角館」    
「歴史ある日本の文化・暮らしを体験する宿」を意味し、暮らしを表す「居」を日本古来の文字である変体仮名の「ゐ」を用いることで、歴史性を表現しています。

■各蔵の概要
1「西宮家武士蔵」(西宮家 旧 前蔵)
所在:秋田県仙北市角館町田町上丁11-1
建設:1919年(大正8年)
延床面積:約150㎡(木造2階建て)
定員:6名
特徴:  
角館のもう一つの武家屋敷通りである「田町武家屋敷通り」にある「西宮家」の先祖は高名な武士であり、その時代に畏敬の念を抱き、蔵の空間は、武士の文化や暮らしなど往時の営みを感じることができます。また、実際に触れられる武士の道具も設え、時代を越境する体験をお楽しみいただけます。

2 「西宮家ガッコ蔵」(西宮家 旧 ガッコ蔵)
所在:秋田県仙北市角館町田町上丁11-1
建設:1919年(大正8年)
延床面積:約101㎡(木造2階建て)
定員:4名
特徴:
ガッコ(漬物)を貯蔵するのに使用されていた蔵の歴史を大切にし、漬物にまつわる道具等を空間デザインのアイテムやモチーフとして展開し、食体験もお楽しみいただけます。浴槽も漬物樽をモチーフにしたもので、春には浴室にいながら桜を鑑賞することができます。

3 「反物蔵」(旧 飲食店 しちべぇ)
所在:秋田県仙北市角館町横町15
建設:江戸時代末期
延床面積:約186㎡(木造2階建て)
定員:6名
特徴:
武家屋敷通りのすぐ手前という恵まれた立地にあり、元々、反物屋であったと伝達されている歴史に着目し、反物や道具がインテリアとしてディスプレイされたユニークな空間をお楽しみいただけます。また、室内では自由に着物を羽織ることができ、旅の記念に残る体験ができます。


■予約受付
2019年11月18日(月)10:00 より開始します。
ご予約はインターネット予約サイトおよび電話にて受付します。
本ホテルは「JRホテルメンバーズ」の加入ホテルとなり、会員特典を受けられます。
公式ホームページ:https://familio-folkloro.com/wa-no-i/kakunodate/
TEL:0187-53-2774

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