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54歳で山口県柳井市へIターン。1年前は知らなかったまちが、人生の楽園に
株式会社アデリー 吉塚 秀樹さん
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/08/05 (月) - 08:00

住んでびっくり。柳井の意外な暮らしやすさ

現在は、大学生のとき以来という、アパートでの1人暮らしを満喫中だ。

「新鮮ですね。こっちに来る前はそんなに家事をやるタイプじゃなかったんですが、今はちゃんと自分でやってますよ。ただ、最初の半年で15㎏太りました(苦笑)。自炊が中心なんですが、1人だと食べ過ぎちゃってね。しかもカロリーが高い冷凍食品ばかり食べてたから…。まずいと思って、ダイエットを始めました」

現在は毎朝、5時過ぎに起きて、のんびり1時間ほどジョギングを楽しむ。走るコースはその日の気分しだいだ。

「川沿いを走ったり、海のほうに行ったり。ちょっと負荷をかけようと思ったときは、山に行きます。10分ほど走ったところに、500mくらいのちょうどいい山があるんですよ。アップダウンを走るのは楽しいし、朝の山の空気は本当においしい!」

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休日はほぼ毎週、神奈川から乗ってきたというバイクにまたがり、釣りに出かけている。

「神奈川時代は月に1回行けたらいい方でしたから、週末が本当に楽しみになりました。好きなのは、フカセ釣り。アジ、サヨリなど、季節によっていろんな魚が釣れます。揚げたらこれがまた美味いんですよねぇ。ビールに最高!だから太っちゃうんだけど(笑)」

柳井の意外な暮らしやすさにも驚いたという。実は、とある雑誌が調べた中四国の「住みやすいまちランキング」で、柳井は2位にランクされたこともあるのだ。

「それは、来てから初めて知りました。でも住んでみて、なるほどと思いましたね。山や海といった自然が近いだけじゃなく、生活機能が一応、全部揃ってるんです。コンビニは少ないんですけど、スーパーの多さは尋常じゃありません(笑)。めちゃくちゃある。お医者さんも都心のコンビニ並みにありますよ。こっちにきて1度、歯が調子悪くなったんですけど、近くに何軒も歯医者があるので全く困りませんでした」

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歳を重ねたら、地方がいい。そう確信した理由

転職でもう1つ気になるのは、お財布事情。転職前後では、年収はどう変化したのだろう?

「確かに転職前より2割減りました。でも神奈川にいたときのほうが生活のコストが高かったからですねぇ。今はこのアパートの家賃も会社が負担してくれていますし。それにこっちは車通勤の人が多いんで、飲み会も少ないんです。そのぶんお金を使うことも少なくなったので、家計的には困ってはいないですね。ちなみに今住んでいるアパートの家賃は月4万円。ここは駅から近いのでこれくらいするけど、駅から離れたら、4万円もあれば一軒家が借りられますよ」

むしろ暮らすほどに、吉塚さんは柳井のよさ、地方のよさを感じているようだ。

「若いときは都会がいいと思っていたんですが、歳をとって、夫婦で暮らすなら、地方の方がいいなぁと思うようになりました。とにかく、のんびりしているのがいい。渋滞なんかないので、どこへ行くにも、移動がスムーズです。思い立ったら、すぐに行ける。地方のほうが、時間を有効に使えます」

特に大きな違いを感じるのは、通勤時間だ。転職前の職場は、東京。22時に仕事が終わると、川崎の家に帰り着くのは24時近くだった。ところが今は、車で5分で帰宅できる。

「例えば22時に会社を出ても、22時5分には家に着いているんです。最初は『あれ?』っていう感じでしたね(笑)。しかも週2回の定時帰りの日なんか、18時5分には家にいるんです。そこからは全部、自分の時間。生活の楽さが全然違いますよ」

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逆に、柳井に来て困ったことをたずねると、2つの失敗談が返ってきた。

「1つは、店が閉まるのが早いこと。早く帰れたので自動車を見に行こうと思ったら、もう閉まってました(苦笑)。もう1つは、電車ですね。首都圏だと、電車なんてしょっちゅう来るものじゃないですか。時刻表なんか見ることもなかったんですが、その感覚でこっちで新幹線を利用したら、駅で1時間半待ったことがあります(苦笑)」

奥様も3回、神奈川から柳井に遊び来たそうだ。そのついでに、四国旅行も楽しんだとか。柳井港からは愛媛県の松山港までフェリーが就航しているのだ。

2年後には、大学生の娘さんが大学を卒業する予定。その後はどうなるのだろう?おそるおそる尋ねてみると、

「カミさんもこっちに来て、一緒に暮らすことになっています」

と吉塚さんは照れ臭そうに、でもとてもうれしそうに教えてくれた。

「カミさんも柳井を気に入ってくれましてね。二人になったら、いろいろ旅行したいねって話しているんです。山陰地方、広島、岡山、九州…、柳井からだとどのエリアにも行きやすいからですね」

1人でも楽しいが、2人になるとますます楽しくなりそうな、地方ライフ。プライベートの時間を思う存分に楽しむためにも、「仕事でも早く結果を出し、会社に貢献していきたいです」と、吉塚さんのモチベーションは高まり続けている。

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株式会社アデリー

吉塚 秀樹(よしづか ひでき)さん

1964年(昭和39年)、大阪市生まれ。関西の大学を卒業後、大手機器メーカーに就職。OA開発工場の設計部などで8年勤務した後、印刷会社に転職。ネット事業課課長、商品企画部長、首都圏営業部長を経て、ブライダル関係の印刷物をインターネットで販売する子会社を設立。取締役として9年間経営の采配を振るった後、子会社の再編を機に退職。2018年10月、日本人材機構の紹介で出会った「株式会社アデリー」に転職。現在は、商品事業本部WEB通販部次長として、ECサイトの企画や販促活動に取り組んでいる。家族は、奥様と二人の子ども。大学3年の娘さんが神奈川の自宅から関東の大学に通っているため、現在は柳井市に単身赴任中。趣味は、釣り、山登り、バイク。

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