ビズリーチが主婦力を生かす新しい仕事を公募「主婦」×「インスタグラム」による地方創生
BizReach Regional
2018/01/30 (火) - 07:00

北海道天塩町(てしおちょう)は、株式会社ビズリーチ(以下、ビズリーチ)が運営する求人検索エンジン「スタンバイ」で、2018年1月26日より天塩町公認インスタグラマーを公募を開始した。

本公募では、天塩町の食材を広くPRするために、インスタグラムをよく利用している主婦を対象に、季節ごとに送られてくる天塩町ならではの食材を料理して、その魅力をインスタグラムで発信する人材を募集する。年間報酬は50万円で、主婦力を生かし、時間と場所の制限を受けずに働く機会を創出する。

公募ページURL: https://jp.stanby.com/ats/teshio/jobs/0000002

サムネイル


本取り組みでは、天塩町を多くの人に知ってもらい、最終的に旅行先として訪れてもらう町にするためには、家族のなかで旅行についての決定権を持つことが多い主婦の目線で天塩町の魅力を発信することがポイントとなっている。また世の中のトレンドを見ると、昨年の流行語大賞(注1)に「インスタ映え」が選ばれたことからもわかるとおり、インスタグラムは情報発信のツールとして有効的な施策だと考えられている。

さらに、日本人の意識は「モノ消費」から「コト消費」へと変化しており、天塩町はこのトレンドを地域プロモーションに生かしたいと考え、今回、発信力のある主婦たちに天塩町公認インスタグラマーになってもらうことを発案した。

そして、天塩町の食材を単なるモノとしてではなく、料理やメニューとして仕立てるまでの過程やストーリー、思いを写真とともに投稿、拡散していただくことで、天塩町をブランディングを進めていくという。

この仕事は、主婦力を生かして天塩町の食材を自由に料理し、主婦目線でインスタグラムに投稿してもらうもので、好きな時に好きな場所で働けることも魅力のひとつとなっている。働き方改革が進むなか、主婦たちに活躍してほしいという思いを込め、主婦ならでは発想を生かし、柔軟に働ける新しい仕事のカタチを提案していく。

天塩町は壮大な天塩川をはじめとした自然環境に恵まれ、粒が非常に大きいシジミやサケ、ニシンなどの生息地としても有名。また、肥沃な大地では酪農が盛んで、人口の約3倍近くの乳牛が飼育され、酪農による乳製品も有名で、四季折々の食材を楽しむことができる町となっている。

一方で、若者の人口流出や出生数の減少が続き、1955年ごろは約1万人だった人口が2017年時点で約3,200人にまで減少し、空家・耕作放棄地の増加、公共交通機関の脆弱化、職の不足によるさらなる若者離れなど多くの課題を抱えている。

このようななか、定住人口の減少に歯止めをかけることは困難だが、本取り組みを通して、地域の食材をモノ資源からコト資源に転換し、付加価値を加えることにより、最終的には交流・関係人口を増大させ、地域経済の活性化を目指していく。

また、天塩町で副町長を務めるのは、外務省出身で首相官邸にて国際広報を担当していた齊藤啓輔氏(北海道出身、36歳)。政府が全国の市町村に有識者を派遣する「地方創生人材支援制度」を活用し、2016年7月に天塩町に着任後、さまざまなプロジェクトを矢継ぎ早に展開しており、今後も先進的な地方創生の取り組みが期待されている。


北海道天塩町副町長 齊藤 啓輔 コメント

サムネイル

天塩町では、「食の力で地域を元気に」すべく、2016年11月より「天塩の國眠れる食資源活用プロジェクト」を発動しました。地元でとれる農畜水産物の掘り起こし、魅力の再定義を行い、首都圏のスターシェフなどとコラボレーションすることで、高い販売力を誇る、インスタ映えするといった商品やメニューを開発しています。地域の食材には、それらが育まれた環境や生産者の思い、ストーリーがあります。こうしたものを豊かで斬新な切り口で表現し、持ち前の情報発信力を駆使し、天塩町公認インスタグラマーとして天塩町の魅力を広く伝えていただければ幸いです。地域の人口減少・衰退という危機に直面しているわが町ですが、基幹産業である漁業、酪農業の力を信じ、「食の力で地域を元気に」というキーワードを体現していきたいです。


なお、天塩町は2017年1月より地方創生における採用コンサルティング事業でビズリーチと連携しており、2名の地域おこし協力隊(地域プロデューサー)を採用している。本公募はこの取り組みの第二弾となっている。
取り組み詳細:http://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2017/0127.html

また、今回のプロジェクトに参加して天塩町の食材を付加価値化し、海外にも販路を開拓する地域おこし協力隊(地域プロデューサー)の募集も開始している。
求人詳細:https://jp.stanby.com/ats/teshio/jobs/0000003

 

「天塩町公認インスタグラマー」公募概要

募集特設ページURL:https://jp.stanby.com/ats/teshio/jobs/0000002
募集期間:2018年1月26日~ ※採用が決まり次第終了
募集ポジション:天塩町公認インスタグラマー
募集概要 :年4回以上、インスタグラムを使い、天塩町についてPR活動を実施。天塩町から年に4回送られてくる食材を使って自由に料理し、作っている過程も含め、インスタグラムに投稿。また、首都圏で開催するイベントへの協力・参加等も予定。

採用人数 :1名

報酬:委託費:50万円 ※本報酬においては、委託先(協力会社)からの支払いになる可能性があります。詳細に関しては、選考時にお伝えします。

委託期間:原則として2019年3月31日まで ※業務(着任)時期については、応相談
雇用形態 :業務委託

応募条件:
給与所得を受けていない主婦であること。もしくは扶養控除範囲内での給与所得にとどまっていること。また個人事業主(自営)でないこと。
インスタグラムのフォロワーが1,000人以上いること。地方創生に興味があり、かつ、料理による地域食材の活用に興味があること。

応募方法:以下より応募
https://jp.stanby.com/ats/teshio/jobs/0000002


注1)「2017ユーキャン新語・流行語大賞」


参照URL:
・北海道天塩町
http://www.teshiotown.hokkaido.jp/

・求人検索エンジン「スタンバイ」
https://jp.stanby.com/

Glocal Mission Jobsこの記事に関連する地方求人

同じカテゴリーの記事

同じエリアの記事

気になるエリアの記事を検索