株式会社トレジャーフット(本社:神奈川県鎌倉市、 代表取締役 田中 祐樹)は、この度、佐賀県「令和5年度 IT人材起業・副業等活躍推進事業」を受託し、1月12日(金)に「未経験でもできる『売れる商品』の作り方」を開催します。
<開催概要>
『未経験でもできる「売れる商品」の作り方
開催期間 :2024年1月12日(金) 15:00〜19:00
開催場所 :MAIC SAGA(佐賀市駅前中央 1-8-32 iスクエアビル 5階) / オンライン
主催 :佐賀県 https://www.pref.saga.lg.jp/
参加料金 :参加無料
<講座概要>
セクション①:キャリアの掛け算で「売れる商品」の種を考える
セクション②:値決めや業務範囲を定め「売れる商品」を設計する
セクション①で見つけた「商品の種」を「売れる商品」へとパッケージ化していきます。会社の冠を取り払って個人で仕事を受けようとする際に、多くの方が陥りやすいのが「値決め」と「業務範囲の設計」です。起業・複業で稼げる人と稼げない人では、自分という商品の値段設計の仕方が大きく異なります。また、個人で仕事を受ける時は、自分が得意とする領域に加えて、営業やプロジェクトマネジメント、法務・経理など、1人で対応しなければいけない業務範囲が大幅に広がります。
これらの違いを正しく捉えた上で、「商品の種」を「売れる商品」に仕立てるために、1人でできること・できないことの明確化、工数の算出、金額の設定を行っていきます。「売れる商品」ができたら、あとは、届ける先を考えるのみ。
企業のどんな課題に対して、どんな価値が提供できるか、深堀りをします。
<第1回講座「新しい働き方入門」開催レポート>
第1回講座のテーマは「新しい働き方入門」でした。起業・複業の実現に向けて「自分の未来への考え方と進むべき方向が見え始めること」をゴールに定め、リスキリングの考え方や自分が大切にしたい価値観の言語化、自分の現在地の理解、1年後に向けた目標設定と具体的なアクションプランの策定を行いました。
受講生の声:講座満足度95%、起業や複業希望者は全体の75%
セクション①:「新しい働き方とリスキリング」
セクション②:「複業に向けたマインドセットと目標設定」
<主催者:佐賀県>
佐賀県 産業労働部 産業DX・スタートアップ推進グループ
佐賀県では、令和2年度から、SAGA Smart SamuraiおよびSAGA Smart Ninjaといった、IT人材育成のための講座を開催しており、これまでに約700名のIT人材の育成を行ってきました。我々が掲げる「デジタルを佐賀のビジネスの常識にする」という目標を達成するため、SAGA Smart TerakoyaによりIT人材の活躍の場の創出にも力を入れていきます。
〒840-8570 佐賀県佐賀市城内1丁目1−59
TEL:0952-25-7586 / HP:https://www.pref.saga.lg.jp/
▶️参考記事:日本経済新聞「リスキリング政策の物足りなさ 実利の見える化カギ握る」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD02D4M0S3A101C2000000/
<本事業の背景>
目指すのは「ITスキルの地産地消」
佐賀県は高校卒業後の人材流出率が全国的に高く、就職に伴う県外流出は全国5番目に多く約34%、進学に伴う県外流出は全国4番目 、九州地方では1番目に多い約80%にのぼります。「相対的に低い賃金」や「就業機会の多様性の欠如」などの要因から人材流出が加速し、現在では、人材流出が地域社会の持続可能性にかかわる重要な課題となっています。
これに対処するために、佐賀県は県内人材に着目した「DX人材拡大推進事業」と「産業DX啓発推進事業」に重点を置き、生産性の向上と産業のデジタルトランスフォーメーションを通じて多様な産業の発展を目指しています。DX人材拡大推進事業においてはプログラミング言語Pythonを習得する「SAGA Smart Samurai」、非IT企業従業員を対象としたノーコードやSaaSの活用方法を習得する「SAGA Smart Ninja」を展開しました。
また産業DX啓発推進事業においては、1000社を対象とした普及啓発活動「DXコミュニケータ」、20社を対象に数ヶ月単位でDX推進の伴走支援を行う「DXアクセラレータ」、オープンイノベーションのハブとなる「佐賀県産業スマート化センター」による県内企業へのアドバイスや協力企業「サポーティングカンパニー」とのマッチングを行っています。
今回新たにスタートした「SAGA Smart Terakoya」は、「DX人材拡大推進事業」と「産業DX啓発推進事業」の架け橋を担う事業として、Pythonやノーコード、SaaSの活用方法を習得した人材が習得したスキルを活かし、中小企業の課題を解決していくための「起業・複業」の方法を身に着けるプログラムです。佐賀県内で育ったスキルを佐賀県内の企業へ届ける「ITスキルの地産地消」を目指しています。
九州では、長崎県が世界中からのデジタルノマドを対象としたプログラム「Colive Nagasaki Digital Nomad Retreat」を支援したり、福岡県が九州工業大学と企業の連携で半導体研究とAI人材の育成に注力したりと多様な取り組みが行われています。そういった中、地域人材に着目し、非IT人材のデジタルスキル習得から起業・複業まで、一気通貫で支援する独自事業を展開する佐賀県の取り組みは特徴的で珍しいものになっています。