JTBが新型コロナ禍の影響に伴う働き方の急激な環境変化に対応するワーケーションを提案
GLOCAL MISSION Times 編集部
2020/07/28 (火) - 07:00

2019年に働き方改革関連法が施行され、多様で柔軟な働き方が推奨されてきている。年5日間の年次有給休暇の義務づけやフレックスタイムの導入など、企業はさまざまな取り組みを行っている。

さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響によるニューノーマル時代の働き方ガイドラインを踏まえると、テレワーク(※1)は更に浸透し、「ワーケーション(※2)」などの新たな働き方(ワークスタイル)は基本的な勤務形態として定着していく事が期待されている。

先般、内閣府より、新型コロナウイルス感染症における様々な対応・取り組みの支援として、新しい生活様式を踏まえた地域経済活性化等に関する事業例(地方創生臨時交付金の活用が可能な事業)が発信された。

また環境省においても、国立・国定公園、温泉地でのワーケーション推進を支援し、新型コロナウイルスの感染拡大により甚大な影響を受けている地域経済の活性化を目的とした補助事業の公募が実施されるなど、各省庁がニューノーマル時代の新たな働き方を支援する動きを見せている。

JTBはこれらの環境を踏まえ、JTBと連携する多様なステークホルダー(図1)との接点を活かし、ワーケーション実施企業の課題や企業ニーズを地域(ワーケーション拠点)と共有し、ワーケーションに適応したコンテンツ開発や企業と地域のマッチングなど、企業と従業員にとって有益な関係性の構築と、地域における関係人口の増加に貢献した、ニューノーマル時代の新たな働き方変化に対応した持続可能なワーケーションを提案していくという。


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■JTBの具体的な取り組み
(1)企業及び従業員のニーズを踏まえた地域(ワーケーション拠点)とのマッチング。
(2)自治体・地域及び観光事業者と連携したワーケーション関連コンテンツ開発。
(3)各地ワーケーション型商品(個人向け・法人向け)の開発と販売。


■ワーケーション区分について (図2)
<個人向けワーケーション>
休暇活用型(主は休暇):有給休暇中の旅行先で休暇の合間に半日又は数日働くこと。
テレワーク型(主は勤務):リゾート地やサテライトオフィスなどで連続して勤務すること。
<法人向けワーケーション>
オフサイト会議・研修型:リゾート地や温泉地などで実施するミーティングや研修などのグループワーク


※1:オフィスから離れた場所で働くこと
※2:「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、リゾート地や地方等の普段の職場とは
異なる場所で働きながら休暇取得等を行う仕組みのこと


◆JTBが提案するワーケーション(例)

(1)長期滞在型リゾートワーケーション カヌチャベイホテル&ヴィラズ(沖縄県:名護市)
リゾートホテルを活用した新たな働き方の提案。非日常的な空間が広がる場所で仕事を行うことは、ストレスから解放されて業務効率の向上が期待でき、加えて仕事の時間以外にゴルフや海でのアクティビティなど様々な過ごし方ができることも魅力。
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(2)WORK×ation Site南紀白浜 (和歌山県:白浜町)
南紀白浜のワーケーションスペース(三菱地所)。60㎡(16名収容)の1室を企業向けに1日単位で貸し出し。南紀白浜空港から車で約5分、南紀白浜ICから車で約10分の好立地で、繁華街やビーチにも近いため様々なプランを組み合わせることができる。三菱地所は、まもなく2カ所目のワーケーション施設を他エリアにてオープン予定。
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(3)JTB×スノーピークビジネスソリューションズ(神奈川県:観音崎)
組織活性化を支援する「スノーピークビジネスソリューションズ」と、都心から約1時間、三浦半島の南東に位置する「観音崎京急ホテル」との協業によるスノーピークのキャンプ用品を使ったアウトドアワークスタイルの提案。非日常感溢れるCAMPING OFFICEの設営を実現。
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詳細:
日本型ワーケーションとは?貴社にふさわしいのはどのタイプ?|JTB 法人サービス
https://www.jtbbwt.com/business/trend/detail/id=1385

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