パーソルイノベーション 地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino」の事業化が決定
GLOCAL MISSION Times 編集部
2020/09/17 (木) - 07:00

総合人材サービス、パーソルグループのパーソルイノベーション株式会社は、地方特化型副業マッチングプラットフォーム「Loino(ロイノ)」を2020年秋にサービス開始することを決定し、9月14日(月)より副業を探す個人の事前登録を公式サイトにて開始した。

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昨今、地方の中小企業において、慢性的な人材不足は重要な課題の1つとなっており、地方創生に向けたさまざまな取り組みが国を挙げて進められている。特に、事業の継続や拡大のためには、従来のビジネスモデルの刷新や、商圏の拡大などが必要である中で、そのための新たな仕組み作りや販路拡大などのノウハウを持つ人材がいないといった問題を抱えている企業が多く存在している。

一方で、企業による副業解禁やテレワークの導入などの働き方改革といった動きによって生まれた時間で、新たなチャレンジを模索する個人が増えており、今回、課題を抱える地方企業と、都市部の人材をマッチングするサービスとして「Loino」を起案するに至った。

地方でイノベーションを起こす=地方企業にとって、新しい切り口、事業成長を起こすサービスを目指すという想いから、“Local Innovation”という意味合いで名付けられた「Loino」は、経営課題を持つ地方企業と課題解決案を持ち実行段階に伴走できる都市部の人材を「副業」という形でマッチングする地方特化型の副業マッチングプラットフォーム。

地方の中小企業の中でも、事業成長のために新たな取り組みを行いたいがノウハウがない、人材が不足しているといった悩みを抱える経営者を主なターゲットとしている。

また、経営者へ行ったヒアリングでは、不足する人材の中でも特に組織力や生産性向上を目的とした新しい仕組みの構築やIT化を進める上で必要なノウハウを持つ人材へのニーズが高いことがわかっており、都市部に勤務する30~50代のマーケティング、経理、人事、ITをはじめとした企画系の専門人材を個人のメインターゲットに設定している。

パーソルグループでは、2016年1月より開始された内閣府による「プロフェッショナル人材事業」の登録民間人材ビジネス事業者としてマッチング支援を行っており、全国43道府県にあるプロ人材拠点との連携実績があり、地方における中小企業の副業案件獲得に必要な各地方との緊密なリレーションを保有している。

さらに、パーソルグループ内で転職サービス「doda」をはじめ、さまざまな人材サービスを手掛けるパーソルキャリアでは、2018年8月に地域金融機関向けの「地域人材活性基盤」サービスを開始、地域金融機関の人材紹介事業参入にあたり、パーソルキャリアが保有する『ヒト(出向者派遣や出向者受け入れ)』、『ノウハウ(トレーニングを通じた人材サービスのノウハウ習得)』、『モノ(提案資料やトークスクリプト)』の提供を通じて、地域金融機関の人材ビジネスに関する知識をサポートし、労力が不足している地域金融機関の取引先である中小企業に人材紹介を実施、これまでに50社の地域金融機関との業務提携を行っていた。

「Loino」では、パーソルグループとしてこれまで培ってきた、これらの全国における地域パートナーと連携し、2023年3月までに累計2,000件の副業案件の獲得を目指すという。

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「Loino」事前登録サイト:
https://pre-register.loino.jp/

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