世界遺産の白川郷で新しい観光をしよう!ミッションラリーが2021年1月にローンチへ
GLOCAL MISSION Times 編集部
2020/12/02 (水) - 07:00

合掌ホールディングスが、白川郷での面白いストーリーや言い伝えをクイズを通して体感できるミッションラリーを2021年1月にローンチする。

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白川郷では、1995年に世界遺産に登録後、徐々に国内外から多くの観光客が訪れるようになり、今では国内有数の観光地になった。しかしその反面、大多数の観光客が短時間の滞在であり、通過型観光としての側面が強いことが大きな課題となっている。

また茅葺き屋根の合掌造りばかりに目がいきがちで写真を撮って帰ってしまう人が多く、白川郷の文化や生活風土などに触れる機会や場が現地に少なく、白川郷で大切にされている相互扶助である「結」の精神という側面がほとんどの観光客に伝わっていないことも課題の一つであった。

【コロナ禍の今だからこそできること】

近年白川郷ではオーバーツーリズムが大きな問題となっていて、宿泊客の6-8割が訪日外国人客で、村内でも人気の合掌造り民宿はなかなか予約が取れないという状況で日々忙しい状況が続いていたが、新型コロナウイルスの影響もありこれまでの観光に対する見方が大きく変わった。

豪雪地帯で生活環境が厳しい山間部の白川郷では過去から現在まで互いに助け合って生活を送っている。今回の新型コロナウィルスで外出自粛、リモートワーク、テレワークなどが普及し、様々なことが浮き彫りになってきている。

人との関係性の重要性を改めて実感した人が多く、いまなお白川郷で受け継がれている「結」の精神や文化について楽しみながら知るきっかけ、人生を考え直す一助にしていただけたら、という思いを元に、このミッションラリーを企画された。

そして観光地であると同時居住地であることを知ってほしいという、かねてからの村民の想いも込められている。

【ミッションラリーについて】

白川郷を訪れた人に観光を楽しんでもらいながら、結の精神や面白いストーリーを紹介する。

例えば、合掌造りは火に弱いという住民にとって大切なことを知ってもらうことで、白川郷が居住地であることを改めて認識してもらう。このミッションラリーを通じて通過型観光から脱却し、滞在型観光へのシフトを目指す。

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合掌ホールディングス:https://gassho-holdings.co.jp

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