名刺は”配る”ものから”かざす”ものへ!副業や兼業など個人が活躍できる社会へ。デジタルIDカード「UNICA」、企業との実証実験開始。
GLOCAL MISSION Times 編集部
2021/04/28 (水) - 13:00

あらゆるデータをマネタイズする分散型 ID 活用データプラットフォームの開発・運用を行う canow 株式会社(東京都千代田区、代表取締役:桂城漢大、以下 canow )は、ブロックチェーン技術と NFC 技術によって、名刺を「配る」ものから「かざす」ものへとアップデートする、デジタルIDカード「UNICA(ユニカ)」の社内実証実験が完了し、企業との実証実験を開始した。今後は、社内の実証実験と名刺交換の機会が多い営業会社へのヒアリングを通じてニーズが高いと判明した各種機能の実装、訪問営業のDX化に向けた実証実験を進めていくようだ。

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【 UNICA とは 】
UNICAは、スペイン語で「唯一のカード」を意味する「Tarjeta única」を元に作られた言葉で、SUICAやPASMOなどの交通系ICカードやマイナンバーカードにも使われている NFC 技術により、スマートフォンへ”かざす”だけで名刺交換ができるデジタルIDカードである。また、ブロックチェーン技術と組み合わせることによって、名刺交換に相互認証が必須となることから紛失・漏洩がなくなるなどのセキュリティ強化や、名刺交換の自動化とリアルタイムでの情報反映が可能となる。

【 企業との実証実験の概要 】
canowは、2021年1月から社内での動作検証を開始するとともに、名刺交換の機会が多い、訪問営業を中心とする営業会社へのヒアリングを重ねてきた。その結果、訪問営業のデジタル化や生産性向上を進めていく上で、以下のニーズが高いことがわかった。

・訪問記録:名刺交換時の情報記録
・顧客情報:名刺情報と顧客情報や顧客ステータスの紐付け
・営業証明:名刺と営業証明書の紐付け

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今後進めていく企業との実証実験においては、既に10数社との取組みが決まっており、UNICA の動作検証とともに、さらに上記機能の検証やその他のニーズのヒアリングを実施していく。

【 UNICA が目指しているもの 】
今後、副業や兼業など一つの会社に縛られない形で個人が活躍する社会の到来が見込まれています。
まずは名刺の代わりとなるデジタルIDカードと営業に必要な情報の連携やネットワークの可視化を実現し、その後マイナンバーカードや各種証明書、過去の仕事の成果を評価する機能を搭載することによって、個人の蓄積を信用として可視化していくことを目指しています。

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