【コロナ禍2年目の副業意識調査】4,057名の約60%が副業に興味あり、コロナ禍で副業を始めた90%超が良かったと回答
GLOCAL MISSION Times 編集部
2021/04/29 (木) - 12:00

株式会社Dai(所在地:京都市中京区、代表取締役:木脇和政)が運営するフランチャイズビジネス情報サイト「フランチャイズWEBリポート」は、「コロナ禍の副業に対する意識調査」についてアンケート調査を実施した。

2018年の「働き方改革」の一環として厚生労働省が「モデル就業規則」を改訂し、「副業禁止」の項目を削除したことにより、大手企業を中心に副業解禁などが進められていた流れがありまった。さらに、ここにきて、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、収入の減少や、将来への不安など様々な要因で、働き方や働くことへの意識変化が大手企業以外でも加速している。そうした現状を紐解くため、コロナ禍の副業検討について調査を実施した。

​コロナ禍の今、副業についてどのように考えていますか?

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4,057名を対象に行なった【副業に関するアンケート調査】では、「副業に興味がある」に59.6%、「副業に興味はない」に37.3%、続く「その他」が3.1%(「コロナ禍で副業をやめた」「コロナ禍で副業を検討することをやめた」など)という回答結果になった。

全体では、コロナ禍で副業を前向きに検討している人の割合が多い結果となった。

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先の問で【副業に興味がある】と回答した2,417人の検討状況は、「既に副業を開始している人」と「現在副業を検討中の人」などを合わせて59.3%が副業検討などを前向きに進めており、「副業を始めてみたいが会社に禁止されている」と40.7%が回答し、興味があるものの検討を進められていない。

 コロナ禍で副業を検討し始めた理由はなんですか?

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【コロナ禍で副業の検討を始めた】と答えた341人に【副業を検討し始めた理由】を質問したところ最も多かった回答は、「収入の減少」で39.7%。次点は「収入を増やすため」が26.4%が続くなど、金銭的な理由が半数以上を占めた。

金銭的な理由以外では、「将来への不安」15.8%、「時間に余裕ができた」11.9%、「リモートワーク」6.2%と続き、多くの回答から、新型コロナウイルスが影響していることがわかった。

検討段階から進んでいない理由を教えて下さい

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【コロナ禍で副業の検討を始めた】と答えた341名に【副業を始めていない理由】を聞いたところ、回答で一番多かったものは、「良いと思えるものに出会えていない」で35.6%だった。

「良いと思えるものに出会えていない」と類似した回答で「探し方・始め方がわからない」と回答した人が11.2%いるなど情報収集の段階で苦戦している人が多いことがわかった。

検討中の副業や働き方について教えて下さい

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次に【コロナ禍で副業の検討を始めた】と答えた341名のうち、具体的な検討を進めていると回答した60人に【検討中の副業はなんですか】と聞いたところ、ネット販売やYouTubeなどWeb関連の副業が注目されていることがわかった。

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また、【副業検討で重視するポイント】についての回答は、大きく分類して4つに分けられました。最も多かった回答は、56.3%で「場所を問わず働ける」であった。その次に「短時間から行えるアルバイト」が18.8%、「スキルが身に付く」が15.6%、「本業に支障がでない」が9.3%という結果となった。

続いて【コロナ禍で副業を始めた】と回答した247名に、副業について聞いたアンケートの結果をまとめていく。

コロナ禍で副業を始めた理由を教えて下さい

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【副業の検討状況】への質問で、「コロナ禍で副業を始めた」と回答のあった6.1%(247人)に対し、【コロナ禍で副業を始めた理由】を聞いたところ221人から回答があった。

その内訳は、副業検討中の人と同じく「収入の減少」が43.1%と最も多い結果となった。「プラス収入を得るため」と回答した人が20.3%と、63.4%が金銭的な理由をきっかけに副業を始めたと回答している。

その他の回答として、「コロナ禍で時間に余裕ができた」が25.2%と全体の1/4を超えており、テレワークの導入や残業時間が減ったことなど本業の影響が見られる結果となった。

副業をはじめた時期について教えて下さい

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続いて、【コロナ禍で副業を始めた】と回答した人に【副業を始めた時期】について聞いたところ、新型コロナウイルス第1波及び第1回目の緊急事態宣言にあたる2020年4月が、副業開始時期として最も多い結果となった。

コロナ禍で副業を始めたことで感じるデメリットはありますか?

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続いて【コロナ禍で副業を始めた】と回答した人に【コロナ禍で副業を始めたことで感じるデメリット】について聞いたところ、約半数となる49.7%が「デメリットはない」と回答。一方で「忙しい・時間がない」が約30%とプライベート時間の確保や時間にゆとりがなくなったことをデメリットとして挙げている。

その他13.4%が「体・心の疲れ」をデメリットとして挙げており、回答詳細をみると本来休養にあてていた時間を副業にあてたことなどで、心身の疲労を感じている方が一定数いることもわかった。

 副業をはじめてよかったと思いますか?

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続く【コロナ禍で副業を始めた】と回答した221名に【副業を始めてよかったと感じるか】と聞いた問いには、92.2%が「始めてよかった」と回答している。

前項で取り上げたように、コロナ禍で副業を始めたことによるデメリットなどネガティブな意見も見られたものの、結果として9割以上の人がコロナ禍で副業を開始したことについて「よかった」と感じていることがわかった。

 まとめ

コロナ禍で「副業に興味を示している人」の割合は全体の約60%に上り、副業に興味があると回答した方の半数以上が「副業を検討または開始」していることがわかった。その理由には、「コロナ禍での収入の減少」や「新しいことを始める時間ができた」など、多くの回答からコロナ禍の影響が見受けられた。

また実際に「コロナ禍で副業を始めた」という人の、実に90%超が「副業を初めて良かった」と回答。しかし一方で、副業を始めたことによるデメリットとして、「時間に余裕がなくなった」「心・身体の疲労」などの回答が寄せられた。このことから副業を始める場合、自身にあった副業の検討・見極めが大切と言えそうだ。

副業に関する意識調査の概要

調査方法:ネットリサーチでのアンケート調査

調査対象:25歳〜59歳の男女4057名

調査実施日:2021/03/08~ 2021/03/26

発表日:2021年4月22日

オリジナル記事:https://fc.dai.co.jp/articles/1021

 

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