地方で起業するなら、街の人が温かく迎えてくれる街がいい
GLOCAL MISSION Times 編集部
2024/02/09 (金) - 18:00

武雄市移住セミナーレポート

佐賀県武雄市は、昔から“美人の湯”で知られる武雄温泉や全国から注目される、新しいかたちの武雄市図書館など、「古」と「新」が融合した豊かな暮らしに満ち溢れています。
2022年に西九州新幹線が開業したことで、福岡や長崎へのアクセスも抜群になり、新しいことにチャレンジする人たちが集まってきています。
2024年1月24日、武雄市への移住を検討している方を対象にした、「武雄市移住セミナー」が開催されました。前半では、武雄市役所の担当者から、武雄市の魅力や移住支援について紹介があり、続いて、地域おこし協力隊として市内に移住した動画クリエイターの山崎裕次郎さんによるトークセッションをお楽しみいただきました。


武雄市移住セミナー

2024年1月24日(水)19時~20時30分


登壇者

・武雄市の魅力について
 武雄市ハブ都市・新幹線課 松尾千春 
 武雄市ハブ都市・新幹線課 小池雄大

・トークセッション
 武雄市地域おこし協力隊 山崎裕次郎


武雄市の魅力について

武雄市ハブ都市・新幹線課 松尾千春 

武雄市は佐賀県の西部に位置する、人口約5万人の温泉のまちです。2022年に西九州新幹線が開業し長崎まで最速23分とアクセスが格段に良くなりました。福岡までの特急電車の本数も倍増し、新幹線や電車を利用される方が増えています。

開業に伴いに武雄温泉駅や南口広場も「まちのリビング」をコンセプトに整備され、市民の憩いの場となっています。広場の夜は幻想的にライトアップされ、影絵が映し出されます。
新しくなった観光案内所には「武雄温泉 殿様湯」をモチーフにした待合所があり、新幹線改札口前の「武雄 旅 書店」では、旅の本のほか、西九州各地のお土産を取り揃えています。

ここで、私たちが考えた武雄市の魅力をランキング形式でご紹介します。


第1位:立地条件が便利で、県内外のいろいろな場所に行きやすい

武雄市は交通の利便性が良く、福岡空港・佐賀空港・長崎空港まで車や電車で1時間圏内という立地で、3つの空港が利用できます。また、高速道路や国道の分岐点にもなっており、市内にはインターチェンジがあるので、熊本・大分・福岡・長崎方面へ気軽に足を運べます。


第2位:市内に商業施設・医療機関・公共施設がそろい生活しやすい。

市内で生活を完結でき、近隣市町の人も集まってくるほど暮らしやすいまちです。市内には商業施設や公共施設、医療機関がそろっており、ドクターヘリを兼ね備えた新武雄病院もあります。

武雄市図書館・武雄市こども図書館
武雄市といえば、365日無休の「武雄市図書館」。カフェが併設され、コーヒー片手に読書を楽しめます。朝ヨガや韓国語講座など、全国で最もワークショップやイベントが多い図書館といわれています。また、「武雄市こども図書館」では、毎日、読み聞かせを楽しめます。

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武雄温泉楼門
武雄市のシンボルとして親しまれている「武雄温泉楼門」は東京駅や日本銀行を設計した辰野金吾氏が手がけたもので、国の重要文化財に指定されています。楼門をくぐると、立ち寄り湯があり、日常的に温泉を楽しめます。

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第3位:食が美味しい。地元で採れた野菜が新鮮で安い

最高品質5等級の佐賀牛や13年連続で特A評価の佐賀県産米「さがびより」、九州駅弁グランプリ3連覇したカイロ堂の佐賀牛すき焼き弁当、武雄・北方ちゃんぽん街道など、武雄市は美味しい食に溢れています。道の駅では早朝から地元で獲れる野菜が並び、午前中にはなくなる日もあるほど人気です。
市内には90以上の窯元があり、白磁と陶器の幅広い作風が特徴の「武雄焼」に日常的に触れられます。
また、サウナシュランで3年連続グランプリの御船山楽園ホテル「らかんの湯」には全国からサウナ好きが集まっています。
歴史がありつつも、新しい施設も多く、古いものと新しいもののどちらも楽しめるのが武雄市の魅力だと思っています。

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子育て支援の取り組み
次に、子育て支援の取り組みについてご紹介します。
武雄市では、「住むなら、だんぜん武雄」ということで、2022年、ピープル株式会社と連携協力し子育て環境PR大使に「ぽぽちゃん」を任命しました。
土地が安くファミリー世帯が増えていることや、「街の住み心地ランキング2019佐賀県版(大東建託)」で1位、高校生等まで続く医療費助成や病児病後児保育施設があることなど、充実した子育て環境をPRしています。

また、武雄市では教育移住にも力を入れています。13年前から全児童・生徒へのタブレット配布によるICT教育を実施し、公立小学校に民間塾のノウハウを導入するなど、「学びの場」として充実していると思います。


武雄市の移住支援について

武雄市ハブ都市・新幹線課 小池雄大さん

移住については、武雄市役所 ハブ都市・新幹線課が窓口になっております。移住相談員は6名おり、起業・住まい探し・学校や保育園についてなど、ご要望や疑問点に応じて支援員をご紹介しております。オンライン相談も受け付けていますのでご利用ください。

武雄市には様々な移住支援補助金制度を設けていますので、ご紹介します。

・定住地区補助金
定住特区エリアに転入し、新築または中古住宅・空き家を購入、空き家を賃借して定住される方に、補助金を交付しています。定住奨励金として20万円、長崎から移住される方は5万円のハブ都市推進加算金が交付されます。また、定住特区補助金では、中学生まで1人につき10万の子育て支援加算金がプラスされます。

・通学通勤定期券購入補助金
武雄市内に在住の50歳未満の方で、西九州新幹線、リレー区間の特急を利用し、県外へ通勤・通学する方を対象に定期券の半額(最大30,000円/月まで)を補助します。

・空き家リノベーション補助金
市内に在住、あるいは移住者の方で空き家を購入し、居住にために改修する方を対象に改修補助100万円、地域活性化に貢献する場合、加算金として20万円を補助します。 

・移住支援金
「地方創生移住支援事業」あるいは「さが暮らしスタート支援事業」として、単身60万円、世帯100万円の移住支援金が支給されます。地方創生移住支援事業については、子育て世帯では、18歳未満のお子様1人あたり最大100万円が加算されます。

これらの支援金は、それぞれ要件が異なりますのでホームページなどでご確認ください。


そのほか、2023年度から、YouTube「たけおんちゃんねる」にて、動画クリエイターの山崎さんに武雄市の魅力を発信していただいています。移住される方の参考になると思いますので、ぜひご覧ください。

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トークセッション

武雄市地域おこし協力隊 山崎裕次郎

トークセッションでは、2023年4月に武雄市に移住し、ふるさとビデオクリエイターとして活動されている、武雄市地域おこし協力隊 山崎裕次郎さんにお話しいただきました。

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―まず、山崎さんの自己紹介をお願いします。
東京都出身で移住前は大学で研究員をしていました。アフリカの露店商人について研究していたのですが、コロナ禍でアフリカに行きにくくなったこともあり、日本の地方に興味を持つようになりました。昨年、武雄市地域おこし協力隊の制度で武雄市に移住し、もうすぐ1年になります。武雄市ではふるさとビデオクリエイターとして、武雄市の魅力を発信するYouTube(たけおんちゃんねる)とInstagramを運営しています。

―アフリカの研究をしていた山崎さんがなぜ武雄市を選んだのでしょうか?
妻が佐賀出身であることと、僕自身が温泉好きだったこと。それから、元旦もオープンしているユニークな武雄市図書館があるからです。

―YouTubeたけおんちゃんねるについて教えてください。
「たけおんちゃんねる」では、移住者や武雄市外の方に向けて、武雄市の魅力を発信しています。武雄の人から見たら当たり前のことでも、移住者である僕にとって新しいと感じることを取材し動画にしています。当チャンネルでは、観光案内ではなく、インターネットでは分からない、武雄に暮らす「人」にフォーカスしています。

―取材先の情報の入手方法は?
武雄市の魅力のひとつが、地域での「緩やかなつながり」だと思います。事業者同士のつながりが醸成されており、一人の方に出会うと、「次はここに行くといいよ」と新しい方を次々と紹介していただけます。

―地域に馴染むコツを教えてください。
僕が気をつけているのは「郷に入っては郷に従え」です。
自分の経験とは違う部分が多いと思いますが、移住先の人の言葉・話をよく聞くスタンスが大切だと思います。

―武雄に移住して起業された方をご紹介ください。
僕が最もチャレンジャーだなと思ったのが、「まごのてサービス」の馬場さんです。
高齢者を対象に、自分を「まごの手」のように使っていただけるサービスで、エアコンクリーニングや庭の手入れといったもののほか、「いっしょにご飯を食べる」「お話を聞く」といった内容もあり、スケジュールがいっぱいになるほど人気です。
https://www.magonote-tko.com/

佐賀唐津市から移住してスポーツジム「CROSSOVER TAKEO-BRAND」を開業した西さんも印象的でした。西さんはコミュニティの一員となって、地域に入り込んだことで成功されたのではないかと思います。
https://crossover-takeo-brand.com/

市内の事業者の多くが二世、三世ですが、外から来た人に対してオープンなのが武雄の地域性の気がします。今、武雄市は事業承継の転換期ということもあり、新しい風が吹いているのを感じます。移住するなら今ではないでしょうか。

―武雄市に移住して起業したい方はどのようにしたらいいのでしょうか?
佐賀のよろず支援拠点の相談窓口では、無料で起業相談を受けており、信頼されている事業者さんをご紹介しています。

また、「たけおんちゃんねる」の概要欄には取材先の情報を記載していますので、直接、連絡していただけます。とても優しく丁寧な方ばかりです。僕に連絡をいただければ、おつなぎすることも可能です。

※次回の武雄市移住セミナーは、「china kitchen 蘭蘭」を起業した小玉将貴さん・由理さんご夫婦をお招きして、なぜ武雄で起業することに決めたのか、創業計画はどのように立てたのかなど、具体的にお話を伺います。また、小さなお子さん3人のパパ・ママでもありますので、武雄の子育てについても伺います。地方移住をご検討の方、情報収集中の方など、ぜひご参加ください。お待ちしております。

※参加者には、武雄の「楼門珈琲(ドリップコーヒー)」や「武雄の湯 入浴剤」をプレゼント。その中から、抽選でパイナップルケーキなどの武雄の美味しいお菓子もプレゼントします!


セミナー概要
日時:2月21日(水)19時~20時30分
場所:オンライン(Zoom)
参加費:無料

セミナーお申込は下記
https://forms.gle/hTGadsgTPmJ9YYGU9

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