移住希望者と自治体のマッチングをWebで支援する「ピタマチ™」を、凸版印刷とふるさと回帰支援センターが提供開始
GLOCAL MISSION Times 編集部
2020/10/08 (木) - 07:00

政府による地方創生関連の施策推進や、テレワーク等の新たな働き方の拡大を背景に、地方への移住希望ニーズは増加しており、また、新型コロナウィルスの影響で東京圏在住者の地方暮らしへの関心が高まっている。
そんな中、移住支援Webサービス「β版」の実証実験を推進してきた凸版印刷株式会社と認定NPO法人100万人のふるさと回帰・循環運動推進・支援センターが、自治体と地方への移住希望者の効率的なマッチングを支援する「ピタマチ™」の提供を開始する。

「ピタマチ™」は、移住希望者が選択した移住先で実現したい暮らしのイメージに近い風景や生活シーンの写真を、独自の画像診断アルゴリズムにより分析し、移住ニーズや意向として言語化する。その結果を活用して、自治体は移住希望者をセグメントし、メッセージを送信することができる。また移住希望者はWebサイト上の質問掲示板で移住に関する基本情報や子育て環境、支援制度など知りたい情報などを投稿することができる。
 これらにより、移住希望者は知りたい情報を得ることができ、自治体は送りたい情報が届けることができるため、双方の効率的なマッチング機会の創出につながる。
 なお「ピタマチ™」は、2020年10月10日(土)、11日(日)にオンラインで開催される「ふるさと回帰フェア2020」にて運用が開始される。

201008_01.jpg (181 KB)「理想の暮らし診断」のイメージ © Toppan Printing Co., Ltd.

【「ピタマチ」の特長】
・「理想の暮らし診断」の結果を基に移住希望者へ効率的なアプローチが可能
 移住希望者は「理想の暮らし診断」により、自身が移住に求めているキーワードを取得し、移住先探しの指標として活用することができる。自治体は、移住希望者が取得したキーワードや属性を基にターゲットを絞り込みながらオファーチケットを配信することができる。マッチングした場合はチャットルームで移住希望者とのコミュニケーションが可能となる。※メッセージ配信は今秋実装予定

・地域紹介とトピックス投稿機能により自治体のPRが可能
 「ピタマチ™」上に自治体情報をまとめて表示することで、検索条件から移住希望者に対してPRが可能です。また、イベントやセミナーの案内情報をトップページに表示することで、移住希望者に対し効率的に自治体をPRすることが可能となる。

・質問掲示板機能が自治体と移住希望者のコミュニケーションを支援
 移住希望者は掲示板に質問を書き込むことができ、その質問に対して複数の自治体が回答することができる。また、移住希望者は他のユーザーの投稿や回答を閲覧することで必要な情報を取得することができる。自治体は掲示板への回答を通じて自治体のPRができ、移住希望者と自治体のコミュニケーションを支援する。※今冬実装予定

・オンライン面談・セミナーの実施が可能
 「ピタマチ™」のマイページ上で、チャットによるコミュニケーションに加え、オンラインでの個別相談機能を実装。オンラインセミナーをカテゴライズしたコーナーも設置され、移住希望者と自治体双方の業務効率化される。また、コロナ禍による活動制限への対応策としても活用が期待される。※今冬実装予定

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