会社員が自分だけのキャリアサポーターをつける時代に
GLOCAL MISSION Times 編集部
2022/12/07 (水) - 17:30

岸田首相が「5年で1兆円の個人リスキリング支援」方針を示すなど、会社が終身雇用で社員のキャリア形成を支援する時代から、個人が自分のキャリアを自分でつくる時代へ変わりつつあります。

こうした中、働く個人がお金を払ってキャリアサポーター(キャリア支援のプロ)をつける動きが広がっています。キャリア迷子になりがちな時代において、社外に自分だけのキャリア支援者を持つことが、令和の働く人の新習慣になっています。

221207_1.png (164 KB)
会社員が自分だけのキャリアサポーターをつける時代に


定期利用ユーザーの増加

伴走型キャリア支援サービスの「ミートキャリア(meetcareer)」(運営会社:株式会社fruor 本社:東京都港区、代表取締役 CEO:喜多村 若菜)では、キャリアサポーターと1対1のオンライン面談で転職を前提としない第三者視点でのキャリアカウンセリングを提供しています。ことし夏に月額11,000円※1の定期コースに改定して以来、ユーザーが4倍以上※2に増えています。

変化の激しい時代においてキャリアの悩みは増える一方で、転職だけではキャリアの悩みは解決しません。月1回の面談で話す内容は、仕事の目標設定や振り返りから、ライフステージに合わせたキャリア形成、中長期のキャリア、リスキリングまで幅広く、転職の相談だけではありません。

どんなきっかけで利用し始め、どんな効果や価値を感じていただいているか、3人のユーザーの声を紹介します。

※1スタートから2ヵ月は月2回で月額28,000円 ※2定期コースモニター期2022年7月→11月末比

ユーザーの声 治美さん(仮名・36歳・会社員)「自分のやりたかったことに気づき、挑戦していることにワクワクしている」

●利用のきっかけ:育休復帰後の役割変化にモヤモヤ
●続ける理由:やりたいことに向かって行動するために

利用のきかっけ

育休復職後、社内の役割が変わってモヤモヤし始めたこと。ミートキャリアを選んだ理由は、転職を前提としていないところ。私は仕事だけでなく、生活や余暇、学びも含めてキャリアだと思っているので、人生全般について相談したかった。

私自身かつて転職エージェントで働いていたことがあり、たくさん転職のためのキャリア相談に乗ってきたが、転職で環境を変えるだけでは解決しないこともあると実感している。


利用前と後の変化
面談の中で私がやりたかったことがはっきりしたので、それに向けて個人noteを開設する準備を始めた。9月に最初の面談をしてから3ヵ月でここまで動けるとは!と驚くほど。

現職についてはキャリアサポーターとの対話の中で状況の捉え方を見直したり、キャリアの棚卸をして自分の価値をどう高めるかを考えたりして、一定の割り切りも持ちながら前向きに働いている。

気持ちの面では新しい自分に気づけたこと、挑戦していることに、ワクワクしている。以前は夫によく言っていた仕事の愚痴もなくなったと思う。

定期的に受ける価値
立てた目標に対して自分1人ではモチベーションを維持するのが難しいが、定期的にプロと話す場を作ることで、振り返りができたり、行動が加速したりする。

アメリカではビジネスコーチングが普及していて個人がプロのコーチを雇って当たり前と言われるが、私にとってのミートキャリアはそんな立ち位置で、私のやっていきたいキャリアビジョンを強力にサポートしてくれる存在だ。キャリアはずっと続くものなので、継続的に支援してもらえるのはありがたい。


ユーザーの声 吉彦さん(仮名・35歳・会社員)「キャリアに客観的な視点を持つことができ、日々の仕事への向き合い方が変わった」

●利用のきっかけ:35歳を前にキャリア不安を感じた
●続ける理由:中長期を見てポジティブに働くために

利用のきかっけ
35歳を前に今後のキャリアに不安を感じた。現在は専門職に就いているが、給与面やキャリア開発の面では不安があった。今後自分にどういう選択肢があるか分からず、異業種転職するなら早い方がいいのではと焦って転職活動もしたが、本当にやりたい事か?を考えて辞退した。

その後自分自身のためにもなると思いキャリアコンサルタント資格を学ぶ中でミートキャリアを知り、カウンセリングの勉強のためと、自分自身のキャリアの悩みを相談するために利用した。

利用前と後の変化
自分のキャリアに客観的な視点を持つことができるようになった。まだ転職活動などの大きな行動には踏み出せていないが、日々の仕事への向き合い方は変わった。以前は仕事上のミスに「なぜ。こんないい歳をして」とすぐ落ち込んでいたが、今は問題解決を優先してその後に対策を考えられるようになった。

今ちょうど現職でとても忙しくなる局面にいるが、気持ちの整理を付けられていること、また興味のある職種についてアンテナを張り続けられているのは、定期的にミートキャリアを利用しているおかげだと思う。

定期的に利用する価値
上司や転職エージェントには相談できないこと、例えば「自分に自信がない」といったネガティブな感情も、ここなら受け止めてもらえる。プロのカウンセラーが上からではなく対等な立場で話してもらえるので、助言であっても苦言であっても受け入れられる。

自分は1人で思いつめてしまうタイプだが、キャリアサポーターと対話すると気持ちがすっきりする上、マインドがポジティブになるので、モヤモヤが深くなる前に受けるようにしている。客観的かつポジティブな視点で自分のキャリアを一緒に考えてくれる味方ができた。

ユーザーの声 あやさん(仮名・37歳・会社員)「月1回吐き出せる安心感。家族や会社の人とは違う距離感だからこそ話しやすい」

●利用のきっかけ:転職を考え始めたこと
●続ける理由:定期的な壁打ちや思考の整理のために

利用のきかっけ
ライフイベントの変化を経て、転職を考え始めた頃から定期利用をしている。転職は自分にとってはチャレンジングなことだったため、自分のやってきたことや強み、希望を整理するのに、客観的な意見やアドバイスが欲しいと思った。

ことし春に希望の転職をすることができたが、入社後も壁打ちや思考の整理をしてもらいたいと思い定期利用を続けている。

利用前と後の変化
「転職するべきか」から相談し、ありたい姿を整理してもらったことで、転職の軸ができた。結果、ありたい姿に近づくための転職ができた。

また、キャリアサポーターとの対話の中で自分が「べき」「ねば」の思考癖にとらわれていることで、自分で自分の首を絞めていることに気付いた。「べき」「ねば」を手放し、自分の「好きなこと」「楽しいこと」を受け入れた上で、それらを取りに行くために今何をするのが良いか考えて行動するようになった。

定期的に受ける価値
転職がゴールではないので、入社後もモヤモヤを感じることはある。キャリアサポーターと対話することで自分の頭の中が整理され、毎回、プロ視点のアドバイスや問いかけで新しい気づきをもらっている。

家族や会社の人とは違う距離感だからこそ話しやすく、月に1回、自分の感情を吐き出せる場所があるという安心感もある。


キャリアサポーターに聞く!

キャリアに迷う3大理由は?

コロナ禍での人生観の変化、ライフステージによる働き方の変化、選択肢の多様化…。キャリアに迷う人が増えた背景は様々ですが、キャリアに迷う3大理由は、「強みがわからない」「価値観が分からない」「やりたいことが分からない」です。そこで、ミートキャリアでは最初に1対1でしっかりと自己分析を行い「強み」「価値観」「ありたい姿」を言語化。軸ができたら、「ありたい姿」実現のための伴走を行います。

定期的に受けるとどうなる? 
ご自身の最近の1ヶ月振り返ってみると、仕事、人間関係、生活…すべてがハナマルということはないと思います。ミートキャリアの定期コースは、その揺らぎを1ヶ月ごとに吐き出し、整理し、自分の気持ちや思考を整えていくイメージです。月1回マッサージを受けておくと、ゴリゴリの肩こりにならず、毎日軽やかに生活できるのと同じです。ちなみに、私自身も月1回受け続けており、悩みを持たない時間が増えたので、QOLが上がりました。


Glocal Mission Jobsこの記事に関連する地方求人

同じカテゴリーの記事

同じエリアの記事

気になるエリアの記事を検索