地域活性機構が「デジタル活用」のeラーニング講座を「地方創生カレッジ」に開講
GLOCAL MISSION Times 編集部
2023/04/21 (金) - 18:00

地域活性化に対しさまざまな取り組みを行っている一般財団法人地域活性機構(以下、地域活性機構)は、「あらゆるステークホルダーを巻き込む街×デジタル推進の『起点』づくりスタディ」(以下、本講座)と題するeラーニング講座を内閣府補助事業「地方創生カレッジ」内に開講した。

本講座ではジャンル・プロセス・スタイルは違うものの、中核市としての「街」の再生や活性化をISSUEとし、定量的なエビデンスに準拠しながら地域の未来ビジョンを示している4つの事例について、デジタルを活用した「官民連携」をテーマに学べる。4都市の取組事例を各自治体の担当者とステークホルダーへのインタビューで丁寧に説明を行うほか、おふたりのシンクタンク研究員/コンサルタントによる各事例の「概要解説」および「事例のポイント分析」講義がある。

24時間いつでもパソコンやタブレット、スマホなどで受講でき、講座は4章(4時間)にわたり「動画」、「テキスト」、「確認テスト」などで構成され、「総合テスト」の合格者には「修了証」が発行される。なお、受講は無料だが、事前登録が必要。デジタル田園都市国家構想やデジタルを活用した地方創生などに関心のある方は是非、受講ください。

地域活性機構では、「地方創生カレッジ」において従来より「地域課題解決型データサイエンスの基礎とデータの利活用事例」をはじめ、「子育て世代の新たなワークスタイルと地方創生」、「伝統野菜などを基軸にした地域活性化」、「祭りを核としたまちづくり」等の6講座を開設しているが、本講座はその最新コンテンツとなる。

なお本事業は、平成27年12月に公表された「地方創生人材プラン」に基づき、公益財団法人日本生産性本部が補助事業者として採択され、実施されている。

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■[講座内容]
[第1章/ユニット1]佐賀県佐賀市/「SAGA街なかプロジェクト」
中心市街地の共創・再生(動画:9本、合計:66分)
[第2章/ユニット2]栃木県宇都宮市/レコメンドサービス「コレメッケ
LRT&共生型スマートシティ(動画:8本、合計:60分)
[第3章/ユニット3]兵庫県加古川市/「見守りカメラ」
ICT活用による地域課題の共有・市民参加(動画:8本、合計:57分)
[第4章/ユニット4]富山県富山市/「富山市センサーネットワーク」 
リアルタイムデータの共有・活用(動画:8本、合計:60分)

■[講師] ※敬称略
岡田 豊(SOMPOインスティチュート・プラス シティ・モビリティグループ上席研究員)
芦田 萌子(株式会社野村総合研究所(NRI)コンサルティング事業本部社会システムコンサルティング部シニアコンサルタント)
舩山 欣寿(佐賀市経済部商業振興課商業振興係長)
今崎 泰浩(宇都宮市総合政策部スーパースマートシティ推進室Uスマートグループ係長)
多田 功(加古川市役所企画部政策企画課スマートシティ推進担当課長)
城石 裕幸(富山市企画管理部スマートシティ推進課デジタル化・未来共創推進係係長)
中村 圭勇(富山市企画管理部スマートシティ推進課課長代理)
牛島 清豪(NPO法人公共デザインイニシアティブ理事長)0
渡邉 直樹(下野新聞社デジタル局デジタルビジネス部)
永倉 賢二(日本電気社会公共インテグレーション統括部新事業創出グループプロフェッショナル)
室 龍二(関西電力株式会社ソリューション本部営業部門コミュニティ事業第一グループ課長)

■[講座URL]
https://chihousousei-college.jp/e-learning/expert/synthesis/introduction/197.html

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■地方創生カレッジについて
地方創生カレッジは、地方創生における本格的な事業展開に必要な人材を育成・確保するための内閣府補助事業。実践的な知識を eラーニング講座で提供するほか、地方創生の有識者を交えた交流掲示板や、各地で地方創生に取り組む実践事例や情報を通じて知恵の共有を図る、“地方を変えるための”知識が身につく、地方創生プラットホームとなっている。

https://chihousousei-college.jp/index.html

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