人が輝く「七尾暮らし」を目指して
七尾市 産業部 産業振興課 奥野真弓さん
GLOCAL MISSION Times 編集部
2023/09/22 (金) - 00:00

石川県の北部、能登半島のほぼ中央部に位置する「七尾市」。海と山、里と島が織りなす自然豊かな景観に囲まれながら、金沢へは車で約1時間とアクセスが良く、医療機関も充実した暮らしやすいまちです。同市の特徴や魅力のほか、力を入れている施策、子育て支援、まちづくりへの想いなどについて、七尾市産業部産業振興課の奥野真弓さんにお話を伺いました。


「七尾市」の特徴を教えてください。

七尾市は都市と田舎のバランスがとれた街並みが特徴で、市内には2つの総合病院があり、医療機関や介護施設が充実しています。東京へは、能登空港を利用できますし、金沢まで車で約1時間ですので、そこから新幹線に乗れば、3時間ほどで到着できるアクセスの良さも魅力のひとつです。単なる田舎暮らしではなく、安心・安全と利便性がコンパクトにまとまっており、里山里海、和倉温泉や能登島などの観光資源にも恵まれています。


七尾市のおすすめスポットを教えてください。

全国的にも知られている和倉温泉です。温泉街には旅館が多く並び、なかには、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選(https://www.ryoko-net.co.jp/?page_id=149)」で、総合1位の旅館もあります。また、源泉のお湯が楽しめる総湯(共同浴場)もあり、心身ともに温かくなるスポットです。



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<和倉温泉総湯>

特徴的な産業について教えてください。

七尾市は農林水産業、特に定置網漁が盛んです。厳しい基準をクリアした天然能登寒ぶりだけが認定される「煌(きらめき)」というブランドのブリが獲れる日本最大級規模の定置網の会社があります。

そのほか、和倉温泉や能登島などの観光業、カニカマなどの水産食品加工業、医療サービス業なども活気があります。


七尾市で力を入れている施策はありますか?

昨年から子育て支援の充実に力を入れています。令和5年4月からは、市内の保育園や認定こども園に通う0歳から2歳児クラスで使うオムツとおしりふきを無料で市が提供する取り組みを始めています。親御さんは通園にオムツを用意する必要がなく、経済的な負担が軽減できます。親御さんも助かると思いますが、どのオムツが誰のオムツかなどを区別せずに使えるので、保育士の方々にもやさしい取り組みだと思います。

私も子どもを保育園に預けていましたが、オムツに名前を書かないといけませんし、準備で慌ただしく、朝からバタバタして大変でしたから、この施策は一推しです。

また、同じく今年の4月から、第2子以降は保育料が無料になりました。所得や兄弟姉妹の年齢、同時入園などに関係なく無料です。子育て世代が経済的にもゆとりをもてるようになり、子育てしやすい環境を目指した取り組みとなっています。

もう一つ、子育て応援サービス券の交付も実施しています。1児童に対して1万円分を交付し、これは、親御さんが急用で外出しなければならず、子供を預けたいときの一次預かりや夜間預かり、日祝日預かり、病中・病後児預かり保育などに使用できます。


子育て世帯におすすめスポットはありますか?

親子ふれあいランドという、みんなが利用できる施設があります。私も育児休暇中によく利用していました。そのほか、のとじま水族館はおすすめです。1日、ここで過ごせますよ。


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<親子ふれあいランド>

七尾市に移住するおすすめポイントはありますか?

移住された方に、「なぜ七尾市に来たのですか?」と質問すると、自然が豊かで、目の前に海があり、車で金沢へは約1時間で行けるアクセスの良さを挙げる方が多いです。都会の喧騒から離れていますが、孤立することなく、いろいろな場所と繋がっていて暮らしやすいですね。

また、七尾に移住して来られた建築家の方がおっしゃるには、能登地域には質のよい古民家があるのだそうです。

私も、その方が購入して改修中の古民家を見学したことがあるのですが、考え抜かれた設計になっていて、こういう家がせっかくあるのですから、大事にして残していかないといけないと気づかされました。


移住者からはどのような声がありますか?

移住者の方のお話をお聞きすると、みなさん、七尾市を気に入っているとおっしゃいます。能登の暮らしも悪くないと思ってくださっているのではないでしょうか。

私自身、夫の仕事の関係で、平成16年に愛知から七尾市に移住してきました。当時、七尾市のことは全く知りませんでしたが、私が七尾市に入庁することになり、ご縁があってここに暮らすことになりました。

七尾に来て、周りの人に大切にされていると感じます。名古屋では電車でもデパートでも多くの人に出会いますが、会話をすることはありませんよね。七尾市では、知り合いとの遭遇率が高いのに、人に対して煩わしさを感じることがありません。

高校生の息子が野球をやっていて、予選でしたがメディアで放送されたことがありまして。そのときいろいろな方に「頑張っているね」「見たよ!」と声をかけていただきました。七尾市にいると、地域の方々に大事にされている気がして、あたたかい気持ちになります。


まちづくりへの想いを教えてください。

七尾市の人口は右肩下がりで、ここ2年間を見ても、毎年1,000人近くも減少しています。私が入庁した頃と比較すると、15,000人も少なくなっているのです。
人口が少ないと、経済も回らないし、いろいろなことが制限されてしまうので、人口増加の取り組みが必要だと思っています。

市長が「移住する人のためというよりも、七尾市民の人が良かったと思えるような施策をしたい」と話していたことがあり、私も共感しています。移住はあくまで“まちづくり”の手段に過ぎません。「移住・定住施策」にとらわれず、七尾市を活気づける取り組みが必要です。そのためには、若い人の力が不可欠ですから、子育て世代の施策を充実させないといけないと思っています。七尾市民にも子育てのしやすさを実感して、輝いていただきたいし、七尾市に来られた移住者の方々にも、「七尾市に来たら、子育てしやすくなった」と感じていただけるまちづくりをしたいですね。

七尾市に人が集まっていただけるように、地域資源の魅力を発信することも大切だと思います。
この土地の自然や能登島、和倉温泉など、七尾市を知らない人にも、知っていただける取り組みを今後は続けていきたいと思います。

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<能登島大橋>

移住を考えている方へメッセージをお願いします。

七尾市に限らず、気に入ったところに住んでいただきたいと思います。どのようなところか、事前に調べることが大切ですし、行政を頼って質問していただくのもひとつの方法です。もちろん直観やよくわからないけれど巻かれるように来られた方もいると思います。それはそれでいいのです。

いろいろ見て調べた結果、最終的に気に入った土地が七尾であったら嬉しいですね。私たちも、みなさんに気に入っていただけるような“まちづくり”に尽力したいと思っています。


<!-- 【七尾市移住支援サイトはこちら】
「七尾暮らし 私が輝く、もの こと じかん」
 https://www.nanaogurashi.jp

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<のとじま水族館(イルカショー)>

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