愛媛県初の木質バイオマス発電所が営業運転開始 エネルギーの地産地消を実現
GLOCAL MISSION Times 編集部
2018/01/11 (木) - 07:00

豊田通商グループの株式会社エネ・ビジョンにより設立された合同会社えひめ森林発電が建設した木質バイオマス発電所「松山バイオマス発電所」が1月4日に営業運転を開始した。

同発電所は愛媛県松山市の約30,000㎡の土地に建設した、愛媛県初となる木質バイオマス発電所で、再生可能エネルギーの固定価格買取制度 (FIT)を活用した事業。木質バイオマスのみを燃料として、12.5MWの発電を行い、小売電気事業者に売電する。

日本における2030年の電源構成(エネルギーミックス)は、22~24%程度を再生可能エネルギーとし、そのうち3.7~4.6%はバイオマスでの発電を目指している。 (※経済産業省「長期エネルギー需要見通し」)

バイオマス発電は、従来使用されていない、または廃棄されていた資源を使用して発電を行う。木質バイオマス発電もその一つであり、森林保全・整備のために行う間伐や伐期を迎えた樹木の伐採で発生する端材・切捨て間伐材を利用している。

木質バイオマス発電の特徴として、「風況など天候に左右されにくい、安定電源であること」「直接雇用を生むだけでなく、地域への経済波及効果があること(継続的な燃料供給のための端材収集業や木材チップ加工事業など)」などがあげられている。

松山バイオマス発電所は主に愛媛県内の未利用材を使用されており、地産地消型エネルギーの安定供給の実現に貢献していく。
 

【松山バイオマス発電所について】
松山バイオマス発電所は木質バイオマスのみを燃料をとし、12.5MWの発電を予定しています。使用する燃料は、主燃料として愛媛県内の間伐材や林地残材を中心とした未利用材を燃えやすくチップ化したものを使用し、一部は輸入材のPKS(パームヤシ殻)を混焼します。

県土の7割にあたる約40万1千ヘクタールを森林が占める愛媛県において、林業やチップ加工などの分野で産業の活性化、新たな地域雇用を生み出すとともに、地域と連携を図りながら、環境負荷の低いエネルギーの地産地消の一助を担います。

180111_news_01

【松山バイオマス発電所の概要】
発電所名:「松山バイオマス発電所」     
所在地:愛媛県松山市大可賀三丁目10番地21
発電所出力:12.5MW
年間予定電力量:約87,000MWh
(一般家庭約2万4千世帯分の年間消費電力量に相当)
受電会社:小売電気事業者

 

GLOCAL MISSION Times 編集部

同じカテゴリーの記事

同じエリアの記事

気になるエリアの記事を検索