akippaとZABが連携協定を締結 全国の空き家・空き地を活用した取り組みを共同で推進
GLOCAL MISSION Times 編集部
2019/08/29 (木) - 07:00

駐車場予約アプリ「akippa」を運営するakippa株式会社は、一般社団法人全国空き家バンク推進機構(以下「ZAB」)と2019年8月27日、全国の空き家・空き地等の有効活用による地方の駐車場不足および地域の社会的課題の解決推進を目的に連携協定を締結したことを発表した。

ZABは、2017年6月に設立された、空き家・空き地・空きビル・空きスペース・廃校等の利活用を通じた地方創生に取り組む団体。地方自治体と民間企業をつなぎ、さまざまな新しい取り組みを行なっている。

政府の調査データ(※)によると、国内の空き家の割合は13.6%、846万戸と過去最高となっており、また空き地率も同様に増加傾向にあり、相続・贈与などで家・土地を引き継いだものの使われていない資産が多くあることがわかった。

平成25年の調査では、世帯の所有する空き地の評価額は3兆950億円とも言われており、経済的に遊休資産であるだけでなく、防災、防犯上などの理由から有効活用が模索されていた。

そこでさまざまな空いているスペースを駐車場としてシェアするakippaはZABと連携し、地方の観光地周辺など、駐車場不足が生じているエリアを中心に全国の空き家・空き地の活用に取り組んでいく。

■協定締結の目的
全国の空き家・空き地等の有効活用による地方創生に取り組むため、協定を締結します。
ZABを通じて地方自治体と連携することで、地方の駐車場不足の解消、観光地等周辺の交通渋滞の緩和、迷惑駐車の防止など、地域社会的課題の解決を推進していきます。

■協定内容
(1)空き家・空き地等の利活用に関すること
(2)地域課題解決及び地域活性化の実現のために必要な事業に関すること
(3)その他、両者が協議のうえ必要と認めること

具体的な取り組みの一つとして、プロジェクト「応援村 OUEN-MURA」(以下「応援村」)の駐車場問題に共同で取り組みます。
「応援村」は東京2020大会の期間中、東京以外の地域においても、日常生活の延長の中で応援できるプラットフォームです。令和の時代では、さらに国内外から地方を訪れる観光客も多いことが見込まれており、akippaはその際に予想される駐車場問題、渋滞問題対策に取り組みます。
https://zab-org.jp/info/ouenmura/
 

 

その他にも観光地や、地方におけるあらゆる駐車場問題に取り組んでいきます。
akippaは今後も困りごと解決企業として、自治体との提携等を通じて地域の課題解決に取り組んでまいります。

※総務省「平成30年度住宅・土地統計調査」
 https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/tyousake.html
 国土交通省「空き地等をめぐる現状について」
 http://www.mlit.go.jp/common/001205497.pdf

■一般社団法人全国空き家バンク推進機構(ZAB)とは
2017年6月27日に設立し、2018年4月1日から本格的に事業を開始しました。理事長は、樋渡 啓祐(元佐賀県武雄市長)です。国・自治体・企業のつなぎ役として、地方創生・公民連携の推進を図ります。
https://zab-org.jp/

■akippaとは
契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・空き地・商業施設・オフィスビルなど空いているスペースに、15分単位でネット予約して駐車できるサービスです。誰でも簡単に駐車場をシェアできます。
2019年9月現在、予約駐車場サービス・駐車場シェアサービスで業界1位となる駐車場拠点数累計3万拠点を確保しており、会員数は150万人を突破しました。2019年6月には駐車場を長期間まとめて予約できる定期利用サービスも開始しました。
https://www.akippa.com/

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