地方移住に失敗しないためには?移住の課題とその対策について解説します
GLOCAL MISSION Times 編集部
2021/12/23 (木) - 20:00

自然の多い場所で暮らしたい、セカンドライフを過ごしたいなどの理由で地方へ移住する人が増えています。テレワークの普及や働き方改革などで地方移住へのハードルは下がっていますが、期待していた生活との違いから移住に失敗する人も少なからずいるのが現実です。今回は地方移住の失敗例や原因、そして失敗しないための対策について解説していきます。

地方移住の失敗例とは?

地方移住の失敗例にはどのようなものがあるのでしょうか?移住経験者や移住をやめた人からよく聞く「失敗と思った事例」について紹介しましょう。

思った以上に利便性が悪い
公共交通機関(バスや電車)の便が思った以上に悪く、車が必須なことに驚いたという事例です。終バスや終電の時間が早く、商店なども早く閉まってしまうため利便性の悪さを感じてしまうようです。

また病院や福祉施設が少ない、ということも地方暮らしの失敗例としてよく挙がる項目です。

人間関係が思った以上に大変
都会のマンションなどでは隣の人の名前も知らない場合がありますが、地方の事情はまったく異なります。自治会や消防団、お祭りの準備など、想像した以上に近隣との人間関係が濃く、疲れてしまうという人も多くいるようです。

仕事がなくて収入減
想像した以上に仕事(求人)が少なく、希望の職種に就けず収入が減ってしまう場合があります。

想像以上に生活費がかかる
地方では利便性の悪さをカバーするために、車を持つことが必須となります。車本体の費用、点検、車検、ガソリン代など、車だけでもかなりの費用がかかります。また都会と違って価格競争をする必要がないので、食料品以外は意外と高く売られている場合があります。

また戸建ての住居を借りた場合などでは、家の修繕費がかさむ場合があります。借りる前の条件をよく確認する必要がありますが、大抵の場合、賃貸でも家の修繕費は借りた人の負担です。ここは都会の賃貸事情と大きく違うところなので、失敗した!と思う人が多くいるようです。

生活環境に慣れない
暑さや寒さが想像以上だったという場合や、虫や(害獣を含む)野生動物が多くてとても住めない、ということも失敗例として挙がります。

子どもの教育環境が良くない
就学児童を持つ親からは、保育施設や塾などの教育施設が充実していないという声や、学校の教育レベルが低いという意見も聞かれます。

娯楽が少ない
映画館やコンサートホールなどの娯楽施設や飲食店が少ないということも、地方移住の失敗例として挙がります。

地方移住失敗の原因はほとんど調査不足

上記のような失敗例を見ればおわかりかもしれませんが、実はほとんどの失敗例は事前にしっかりと調査していれば避けられるものです。たとえば病院や福祉施設、保育施設、娯楽施設の問題は、現地に行かずとも自治体に問い合わせをすればわかることです。特に特殊な持病などがあり、治療できる病院が近隣になければ移住はあきらめなければなりません。

塾の有無や公共交通機関、物価の件は、現地に赴いて数日調査すればおおよそわかります。家の問題も賃貸情報の図面だけを見るのではなく、事前に大家さんと住居を見に行けば状態が把握でき、修繕費の見込も立つことでしょう。また賃貸前に、借りる条件をしっかり確認しておくことも大切です。

仕事の件も、無計画に移住してから探そうとすること自体に無理があるのであって、余程の事情がない限り、事前に就職先は探しておくべきでしょう。

上記のような問題は、移住しようとする現地に数日訪問すればすぐにわかる、もしくは解決できる問題です。では人間関係の問題や生活環境の問題は、どのように解決すれば良いのでしょうか?

地方移住に失敗しないためには?

地方移住に失敗しないコツは、事前に調査できない課題をどう確認しておくか、どう予測して対策しておくか、ということです。そのためには以下のような方法での状況把握をお勧めします。

移住相談センターの活用
各自治体では、地元や出先(東京や大阪などの首都圏)に「移住相談センター」を設置している場合があります。このような相談センターでは、無料で現地のさまざまな情報を得ることができます。ネットに載っていない情報で困っているようなら、まずは訪問して質問してみましょう。

短期移住体験をする
自治体によっては、数週間の短期移住体験を用意しています。どこまで要望を聞いて貰えるかは自治
体次第ですが、雪の多い地域や暑い地域など、生活環境の厳しい地方に移住希望なのであれば、環境の厳しい時期とそうでない時期に移住体験してみるのも良いでしょう。

二拠点生活から始める
短期移住体験を終えたなら、まずは都会と地方で二拠点生活を始めてみてはいかがでしょう。テレワークなどを利用すれば、仕事は首都圏のまま、地方移住の最終テストができることになります。

移住予定の地域に実際に家を借りて二拠点生活を始めれば、人間関係なども把握できます。短期移住体験で生活環境を確認し、二拠点生活で地方移住の一番の問題とされる人間関係を経験しておくのです。

まとめ

地方移住は本人にとっても家族にとっても、生活環境が変わる一大事です。無理をして一挙に生活を移行するようなことはせず、まずは調査から、次に短期移住体験、二拠点生活を経て移住を完了させてみてはいかがでしょう。

<参考>

移住で失敗しないためには?成功例から学ぶポイント
https://u-boku.com/media/lifestyle/emigration/2139/

田舎暮らしは甘くない?地方移住の失敗事例と成功のポイントを紹介
https://www.kobo-shinshu.com/co_diary6/bcba3cf7aceb58bf162651a3ef7279e4-1062.html

地方移住、田舎暮らしでのよくある失敗例は?何が大変、不便だった?【田舎暮らしの知識】
https://ijyu-sien.com/p/failure-example/

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