年代に応じたスキルの訴求が決め手!移住先で仕事を確保するポイントとは?
GLOCAL MISSION Times 編集部
2022/07/08 (金) - 18:00

地方移住の課題には「人間関係」や「住居」の他に、必ず「仕事」や「収入」が入っています。テレワークで現在の仕事をそのまま移住先に持っていくことができれば良いのですが、すべての仕事が遠隔地でできるわけではありません。では移住先で仕事を探す場合には、どのような点に注意すべききなのでしょうか?今回は、地方で仕事を探す場合に注意したい年代別のポイントについて解説していきます。

移住先に仕事はあるのか?

地方移住で仕事をする(移住先で仕事をする)方法は、大きく分けて三つです。一つ目は移住先で就職する方法、二つ目は都会に勤務したままテレワークで仕事をする方法、三つ目は移住先で起業する方法です。

このうち、テレワークで仕事をする方法は、一番無難でメリットの多い方法です。慣れた仕事を続けることができますし、収入は都会で勤務していたときと基本的に変わりません。都会と物価差のある地方では、都会の収入レベルを保てることは何より有利です。デメリットはテレワークでできる仕事がプログラム開発やデザインなど、一部の仕事に限られること。また、ずっとテレワークで仕事できるかが不明なことです。会社に勤めている限り、会社の方針転換や部署の異動で今までの職場環境が変わることは普通にあることでしょう。生活のすべてを地方に転換してしまってからテレワークできなくなると、都会に戻るか、このまま地方移住を続けるかの判断を求められることになります。

三つ目の起業は、この中では一番リスクの高い仕事の方法です。地方自治体によっては起業に対して助成金を用意していますが、起業するとなればそれなりに自己投資も必要となり回収のリスクが発生します。起業とは、会社を興して新しく何らかの事業を始めることから、カフェやベーカリーなどを開店することまでを含みます。内容は違ってもこれらに共通していることは、地方のパイは小さいということです。これは投資に対する回収が、都会よりも難しいことを示しています。地方移住を機に起業するのであれば、投資回収の目処がある程度立っていることが何より重要です。

最後は移住先で就職する方法です。移住前に就職先を決められ、地方の給与水準を受け入れられるのであれば、実はこれが一番確実な地方で収入を確保できる方法です。では地方では、どのような人が求められているのでしょうか?会社では、年代ごとに求められる役割が違います。次章では、その役割を年代別に見ていきましょう。

仕事では年代別にどのような役割が求められているか?

・30代に求められること

都会においても地方においても、30代に求められていることは斬新な発想と仕事を前に進める推進力です。まだまだ新しい仕事にチャレンジできる年齢で、新社会人よりは仕事のやり方に慣れ、実力が高まっている時期です。求職をするのであれば、今までやってきた仕事の経験をアピールするより、これから何ができるか、そしてそれがどのように会社に貢献できるかを訴求すべきでしょう。採用する側も、30代の可能性に一番興味があるからです。

・40代に求められること

40代に求められることは、中間管理職として経営側の考えを考慮し、部下や事業をコントロールする能力です。社会や仕事の経験と、実力を兼ね備える働き盛りの年代。40代では、今までやってきた仕事の実績と管理職としての経験をアピールすべきです。

・50代に求められること

50代に求められるのは、上級管理職として経営に参画して事業をコントロールする力です。この年代は今までの経験を活かせる仕事を探すことになるので、選択肢は少なくなるでしょう。ただし一般の会社の組織を見ればわかるように、経営を理解して事業に貢献できる上級管理職は、ほんの一握りの人間です。地方の会社では、喉から手が出るほど欲しい人材でもあるのです。求職時には、今まで培ってきた事業を伸ばせる力を、実績を中心に訴求することになります。

大切なことは自分のスキルを冷静に判断すること

地方であっても都会であっても、転職時に注意すべきことは自分のスキルの勘違いです。人が見るあなたのスキルと自分が思うスキルは、まず間違いなく違うものだと覚えておきましょう。面接時にここを勘違いしていると、自分の実力をわかっていない人間と判断され仕事は決まらなくなってしまいます。移住前に転職エージェントに診断して貰うなどし、第三者から自分のスキル(もしくは自分の価値)がどのように見えるのかをあらかじめ知っておきましょう。

まとめ

地方移住で仕事を語る際に、そもそも地方は仕事が少ないのだと言われることがあります。確かに都会に比べれば絶対数は少ないのですが、同様に求職者(人手)も少ないのが現状です。地方であってもそれなりに仕事はありますし、仕事の担い手を求めている会社もあります。地方で仕事が少ないと感じるのは求人の数そのものではなく、求職者側の選り好みが影響しているとも思われます。地方において、すべてが自分の要望に合致する仕事を探していれば選択肢はどんどん少なくなります。早く仕事を決めて生活を安定させる為には、ある程度の条件で妥協することも大切なのです。

<参考>

移住先に仕事はあるのか?30代、40代、50代向けに、地方の仕事の種類や探し方を解説します!
https://turns.jp/56871

40代からの地方移住生活は難しい?失敗しない仕事の探し方とは
https://www.hurex.jp/column/local/2319/

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