JR東日本グループと新潟市、ベンチャー企業が「AI×観光」で新潟の“移動”のハードルを解決する実証実験を実施
GLOCAL MISSION Times 編集部
2020/01/14 (火) - 07:00

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JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進するコーポレートベンチャーキャピタルのJR東日本スタートアップ株式会社(以下「JR東日本スタートアップ」)と新潟市は、ベンチャー企業と連携し、2つの実証実験を開始する。

新潟市は、地域活性化に向けた取り組みとして昨年度からAI、IoT、ビッグデータ等の先端技術を活用した民間企業が行う実証事業を支援している。一方、JR東日本スタートアップは、ベンチャー企業や優れた事業アイディアを有する者たちとの協業によるビジネス創造活動 「JR東日本スタートアッププログラム」を進めていた。

第三回目となる今回は、さらなるオープンイノベーションを推進するため、地域連携の新たなフィールドとして、新潟駅開発を見越した新潟市の特区やエリアを活用する協業プランを募り、採択された「AI×観光」分野の2提案について、新潟市の協力のもと実証実験を行っていく。

【実証実験①観光タクシーの相乗りマッチングサービスによる“観光MaaS”の実現】

AIを活用した観光ニーズのマッチングと送迎ルート最適化の技術を活用し、観光タクシーの「相乗り」による新たな移動サービス「新潟トラベルシャトル」を開始します。オンデマンドの事前予約による利便性の向上と、相乗りにより一人あたりの負担を下げることで、お得で快適な観光地の周遊を実現します。地域の観光資源を発見しやすくする仕組みを構築することで、地域の観光価値向上および地域活性化を目指します。

[新潟トラベルシャトル 利用フロー]
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実施期間:2020年1月18日(土)~3月末 ※期間は予定です
送迎場所:新潟駅南口、新潟市内宿泊施設ほか
実施主体:株式会社NearMe

【実証実験②AI味覚判定を活用した日本酒レコメンドサービスによる新しい観光提案】

10種類の日本酒をのみ比べ、AIによる味覚判定を通して、一人一人に合った日本酒製品や飲食店・酒販店を提案する観光拠点「日本酒観光案内バー(SAKE TOURIST INFORMATION BAR)」を開設します。日本酒を観光資源として捉え、独自のアルゴリズムにより12種類の日本酒味覚タイプに分類し、判定結果ごとに一人一人に合った味わいを巡る新潟駅近郊のラリー型の旅を提案することで、新潟駅周辺地域の飲食店・酒販店の回遊を促し、地域全体の活性化を目指します。

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実施期間:2020年 2月14日(金)~3月15日(日)
実施場所:JR新潟駅構内CoCoLo新潟西N+ TABI BAR & CAFE/km-0 niigata lab内
実施主体:MIRAI SAKE COMPANY株式会社
※実施内容は予告なく変更する場合がございます


【株式会社NearMe】
所在地 :東京都中央区八重洲1丁目9-9
代表者 :CEO 髙原幸一郎
設立 :2017年7月
事業内容 :リアルタイム位置情報を活用した「タクシーの相乗り」アプリの展開、旅行業法に基づく旅行業
URL:https://nearme.jp/

【MIRAI SAKE COMPANY株式会社】
所在地 :東京都渋谷区桜丘町7-13
代表者 :代表取締役CEO 山本 祐也
設立 :2013年9月
事業内容 :日本酒セレクトショップ運営、日本酒イベント事業、オーダーメード日本酒事業、酒米生産等
URL:https://www.miraisake.co.jp/

JR東日本スタートアップ株式会社とは
JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本グループとスタートアップ企業との共創を推進するコーポレートベンチャーキャピタルです。
所在地:東京都新宿区西新宿1-1-6 12SHINJUKU 1201
代表者:代表取締役社長 柴田 裕
株 主:東日本旅客鉄道株式会社(100%)
設立日:2018年2月20日
出資枠:50億円
URL:http://www.jrestartup.co.jp

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