東京からUターンし就農。自然や人にやさしい農業で塩谷町を守りたい
大島農園 大島 和行さん
GLOCAL MISSION Times 編集部
2023/12/15 (金) - 09:00

東京から栃木県塩谷町へUターンした大島和行さんは、農薬も化学肥料も一切使わず、米や野菜づくりを続けています。農業を始めるきっかけや魅力、塩谷町への想いなどについて、お話を伺いました。


まず、自己紹介をお願いいたします。

生まれも育ちも塩谷町。学生時代は、もともと美術が好きで、東京でファッションやデザインを学び、卒業後は花や植物にかかわる仕事をしていました。塩谷町に戻って7年目、今は自然や人に優しい農業をしています。妻と幼稚園と小学1年の娘2人、猫3匹と暮らしています。

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塩谷町で農業を始められてきっかけは?

自然が大好きなので、花の栽培や販売、造園などに携わっていたのですが、食や環境問題にも興味があり、自然や人に優しい農業をしたいと考えるようになりました。

これまでの経験や知識を活かして、塩谷町の自然を守りたいという想いから就農し、農薬や化学肥料は使わずに米と野菜を育てています。ここは山奥なので、周囲の影響を受けにくく、無農薬栽培にはとてもいい環境なんです。

今は、早朝に事務作業をして、日が落ちる頃まで作業をしています。


農業のやりがいについて教えてください。

「百姓」というように、農業は一から百まで、何でも自分でやらなければなりません。大変ですし、難しいことが多いのですが、それが楽しいのです。まだ「十姓」くらいで、百にはほど遠いのですが、早く「百姓」になりたいと思っています。


農業をするうえで大切にしていることは?

日々の生活でも環境に負担をかけないようにしています。たとえば、洗剤をなるべく使わず、食べ物も添加物をとらないように心がけています。

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塩谷町での子育ての魅力について教えてください。

幼少期に自然と触れ合うことで、五感が研ぎ澄まされ、それが大人になってから、多様な面で脳の発達につながると考えているので、塩谷町は幼少期の教育にとても合っていると思います。食育の面では町が力を入れていて、学校給食に無農薬の食材を使ってくださっています。

動物と触れ合う機会も多く、最近、野生のウサギを捕まえました!絶滅危惧種も見かけ、子どもたちはそれを実際に観察できますよ。


おすすめのスポットはありますか?

尚仁沢湧水です。都心から知り合いが来ると連れていきます。


大島さんにとって、塩谷町の「幸せのカケラ」は何ですか?

原風景や自然、住む人の温かさが魅力だと思います。地域の人はとても温かく、いつも助けられています。一人で農業をしていても、「頑張れ!」と声をかけていただけ、とても力になるし、「一人じゃないんだな」と肌で感じます。今は助けられていてばかりですが、私も早く助ける側になりたいと思っています。


移住を考えている方にメッセージをお願いします。

人とのつながりが田舎では大切です。塩谷町の人は、いつも気にして声をかけてくださるので、幸せを感じます。ぜひ気軽に塩谷町へお越しください!

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▼大島和行さんのインタビュー動画はこちら
https://youtu.be/F10zEDGdtKw?si=zt3t2pjruUCvUdxe

▼【栃木県塩谷町公式移住PR動画】塩谷ぴーすはこちら
https://youtu.be/bMcf8zR8XGk?si=fS8u_Hvsa1H3aBzz

▼【塩谷町移住定住支援サイト】塩谷ぴーすはこちら
https://shioya-peace.jp/

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